出張授業
青森県立三本木高等学校 高校1年生
光でのぞく不思議な量子の世界(藤井)
量子コンピュータを作ろう(根来)
平成26年1月16日(木)
- 授業時間
- 10:20-12:10
12:55-14:45
14:55-15:45
出張授業担当者:
- 藤井 啓祐(京都大学白眉センター)
- 根来 誠(大阪大学)

授業風景
フィードバック総回答数:71名
1) 授業の理解
- a. よく理解できた〔26〕
- b. 普通〔44〕
- c. わかりにくかった〔0〕
- d. 無回答〔1〕

2) 授業の感想
- a. おもしろかった〔61〕
- b. 普通〔9〕
- c. つまらなかった〔0〕
- d. 無回答〔1〕

3) 印象に残ったところは何ですか?※順不同
- ・ 偏光フィルムで光が遮断されたり、透過したりするところ。
- ・ 偏光板にセロハンテープを重ね合わせて貼ると、色々な色が出てくるところ。(のべ5人)
- ・ 偏光板の性質(のべ2人)
- ・ 光の実験で、偏光板のもの。(のべ4人)
- ・ 光が実際に粒に見えたこと。
- ・ 偏光板をレーザーと使って、干渉縞を作ったこと。偏光板の角度によって、見え方が違うこと。
- ・ 偏光フィルムの角度によって、光を通さなくなったりすること。
- ・ 偏光板は色々な身近な物に活用されていること。
- ・ 偏光板を用いた実験(のべ6人)
- ・ 量子コンピュータ(のべ3人)
- ・ 量子コンピュータの可能性。
- ・ 量子コンピューターが実用化されれば、スーパーコンピューターよりも計算速度がはるかに速くなるということ。(のべ2人)
- ・ 量子コンピュータがすごすぎる!!
- ・ 量子コンピュータの仕組みと今後。
- ・ 量子コンピュータは世界を根底から変える可能性がある。(のべ4人)
- ・ 量子コンピューターが世界中で研究されており、多くの予算が投じられているということ。
- ・ スパコンが1億年かかる計算を量子コンピューターが8分であること。
- ・ 光にたて、よこがある。
- ・ 光の実験。見えなくなったり、色が変わったりが興味深かった。
- ・ プリズムに光を当てると、キラキラしてとてもきれいだった。
- ・ プリズムやミラーで光がわかれていたところ。
- ・ ダイクロイックミラーやクロスダイクロイックプリズムの光がきれいで、ミラーボールみたいな実験をしたこと。(のべ4人)
- ・ 自分で選択すれば「なるようになる」と言うところ。(のべ3人)
- ・ 学問に近道なしという言葉たち。(のべ2人)
- ・ 量子×素数
- ・ 量子を理解できたと思ったら、それは理解していないということ。
- ・ レーザーを使った実験(のべ4人)
- ・ レーザー光
- ・ レーザーの縞模様
- ・ 量子とは結局のところ、良く分からないものであること。
- ・ コンピュータの進化論(のべ2人)
- ・ 時間的にカットされたスピンの話の部分。
- ・ 干渉を実際に目で見ることができたこと。
- ・ 干渉縞が見えたり、消えたりしたこと。
- ・ 干渉縞は色によって幅が違うこと。
- ・ 干渉縞
- ・ 2つの穴に向かって粒子を投げると、縞ができるところ。
- ・ 干渉縞を考えた学者はすべてノーベル賞をもらっているということ。
- ・ 量子力学の応用で電子機器に利用されていること。
- ・ 一つの研究に長い歴史があり、多くの学者が携わっていること。
- ・ 量子=良く分からない byノーベル賞の人
- ・ 世界で自分だけがわかることがあるという、ワクワク感、快感がある!
- ・ 量子論が実用できれば、世界がかわること。
- ・ 準備のウェイトがかなり大きいということ。
- ・ 原子を飛ばす実験の仕方が知りたかった。
- ・ 生物学を学ぶためにも量子力学が必要だと知った。
- ・ 「見ると壊れる、恥ずかしがり屋の粒子!!」
- ・ 光は振動して、その振動にも方向があるということ。
- ・ 量子力学は身の回りの色々な場面で使用されているということ。
4) 授業で気になったこと、もっと勉強してみたいことはありますか?※順不同
- ・ 光を使ったマジックや美術(のべ2人)
- ・ 光の性質(のべ4人)
- ・ 光の色によって、反射したり透過したりするのはなぜか。
- ・ 不確定性原理
- ・ 光学異性体について、もっと勉強してみたいです。
- ・ 光が色によって分離するしくみ。
- ・ どれくらいセロハンテープを貼ったら、どんな色になるのか。
- ・ 偏光板が使われているものを調べてみたい。
- ・ 偏光について(のべ2人)
- ・ 今回2.3枚でやった偏光の仕組みは何枚になってできるのか。
- ・ コンピュータの歴史の中で、最も変革的だった開発、出来事は何か学びたい。
- ・ 光や量子について、もっと知りたいと思った。
- ・ 量子力学の歴史
- ・ 量子コンピュータは今までのコンピュータとどのように違うのか。
- ・ 量子コンピューターの可能性について、もっと勉強してみたいと思った。(のべ2人)
- ・ 量子コンピュータについて。もし完成したら、どんな世界になるか。
- ・ このまま量子コンピュータが発展すると、逆に危険ではないですか?
- ・ 量子コンピューターのくわしい仕組みとこれからどうなっていくのか。
- ・ 量子コンピュータ(のべ10人)
- ・ ノーベル賞をとった人の研究内容
- ・ 量子について(のべ10人)
- ・ 素数問題
- ・ 何故、確率で存在しているという説明をするのか。
- ・ 量子テレポーテーションや量子コンピュータと暗号について。
- ・ ダイクロイックミラーのことをもっと知りたい。
- ・ レーザーポインターから出てくる光は何度も反射しているから密度が高い。
- ・ 摩擦エネルギーでも光が作れること。
- ・ 量子力学でしか説明することのできない法則にはどのようなものがあるか。
- ・ 物理が楽しみです。
- ・ 研究の発端、推移
- ・ どのように活用できるのか。
- ・ 量子の消去について。
- ・ 生物学のために、必要なことがあるならば、学んでみたい。
- ・ 電子の移動
- ・ なぜ白色の光を分けると様々な色になるのか。
- ・ 縦に振動する電子と横に振動する電子に違いはあるか。
- ・ コンピューターの詳しいしくみ
- ・ 砂糖水などの原子の反対側がちがうこと。
- ・ 砂糖水の性質について
- ・ 反射したレーザーでも同様の結果になるのか。
- ・ レーザー光の色の違いが波長に関係するということ。
- ・ 分子を投げると、しまになるというところが面白かったので、もっと知りたいと思った。
- ・ 「Nature」の論文について
- ・ もっと深いところまで知りたい。
- ・ 特になし
5) この授業を受けて、科学・物理に対するイメージはどのように変わりましたか?※順不同
- ・ 物体がどのように動くかみたいなことをするのかと思っていたら、他にも色々なことをすることができるという、あやふやな方向に変わりました。
- ・ 難しそうだと思っていたけど、楽しそうだと思った。(のべ6人)
- ・ 難しいというイメージは相変わらず変わらないが、実験をしてみたら意外と面白くて、少し興味が湧いた。
- ・ 難しいだけのイメージだったが、おもしろい部分も多かったと思った。
- ・ かた苦しいものから、やわらかいもの。
- ・ 複雑だけど、楽しいもの
- ・ 物理は堅苦しくて難しいイメージがあったけど、身近なことも多くて面白いと思えるようになった。
- ・ 難しいものだと思っていたが、自分たちの身の回りにも色々な例があるということがわかり、親しみが増えた。
- ・ 自分自身が思っている以上に生活に役立っている。
- ・ かた苦しくて避けていたが、生活に密着していて、なくてはならないものだと感じた。
- ・ 身の回りのすべてがかかわってくる。非常に身近な物だと思いました。
- ・ 量子力学は色々な科学につながっていると分かり、おもしろいと思った。
- ・ 計算など、多少面倒くさいものだと思っていましたが、身の回りにたくさんあるおもしろいものだと思った。
- ・ 自分には関係のない難しいものだと思ったけど、身近な物に感じるようになった。
- ・ 分からないことをわかるまで研究する楽しさが伝わりました。
- ・ 難しい計算ばかりのイメージだったが、手品にも使われる楽しい側面もあると知った。
- ・ 世界初をとれる世界で役立つ学問
- ・ おもしろそうだと思った(のべ5人)
- ・ もっと理解不能でつまらないものだと思っていましたが、とても楽しいものだと知れてうれしかったです。
- ・ より興味が深くなった(のべ5人)
- ・ 元々良かったが、もっと良くなった。興味が沸いた。ぜひ学びたい。
- ・ 難しくて、とっつきにくいイメージでしたが、未来の話のようで本当にかっこいいと思いました。
- ・ 物理学が自分の思っていた以上に幅が広いものだと知って、2年生で学ぶのがより楽しみになった。
- ・ すごく難しい細かいことばかりだけど、そこにたくさん夢があるんだなと思った。
- ・ 苦手意識がありましたが、少し楽しそうだと思った。
- ・ 物理は科学分野で一番難しそうだと思っていた。しかし、物理は物の理であるということを聞いて、少し物理をやってみたいと思いました。
- ・ 理論系と実験系があるので、理論系に就けるようにしたい。
- ・ 物理は難しいイメージしかなかったけど、その歴史的背景を学ぶのはおもしろいと思った。
- ・ ひたすら世界の法則や心理を学ぶものだと思っていたが、それを応用させるのも科学・物理だのだと分かった。
- ・ ものすごく硬いイメージがありましたが、分野ごとに区切ってみると、イメージと違ったものもあった。
- ・ イメージもうまくできなかったが、少し興味を持つことができた。
- ・ 原理は難しいが、求めるものは意外とシンプルであった
- ・ 物理は公式も難しくて、堅苦しいイメージだったのですが、SFのような未知の世界のことまで知ることができるのは素晴らしいと思いました。
- ・ 物理にはまだまだ解明されていないことが多いので、やりがいがありそうだと思った。
- ・ 法則や公式がきっちり決まっていて、全て説明できると思っていたが、量子の世界は奥深く、おもしろいと思った。
- ・ ただ光っているような光にも、電子の動きとは知っていたが、実際に目で見ることができて、意外に実証可能な範囲は広いんだと思った。
- ・ 物理は物の理を研究するということを初めて知りました。難しそうなことだけでなく、楽しそうだと思いました。
- ・ まだまだ分からないことが多いと思った。(のべ4人)
- ・ 分からないことはまだまだあるし、それについて証明することは果てしないものなのだと思った。
- ・ 物理は研究が大事だということ。
- ・ とても難しいと思います。
- ・ 物理は化学式や化学記号は関係ないと思っていたが、実際は関係していた。
- ・ 物理が様々な科学の基本になることがわかった。
- ・ 物理や科学って、もっと堅苦しいイメージだったんですが、意外と自由に考えていたんだという風に変わりました。
- ・ 地道で難しく、暗いもの→地道だけど面白く、やりがいがある。
- ・ 物理は堅苦しいイメージだったけど、実験が面白かったので興味を持った。物理を使えば、なんでも説明することができることがすごいと思ったので、物理を選択してよかった。
- ・ 不思議な現象に純粋に面白さを感じ、未知の現象に関して凄く興味が沸きました。
- ・ 身近にある小さな疑問などを追求していくのは楽しいことだと思った。
- ・ イメージがガラッと変わりました。
- ・ あまり変わらなかった。(のべ6人)
6) 講演者の話を聞いて、研究者としての将来像はイメージできましたか?また、その授業を受ける前と受けた後とでは、研究職のイメージはどのように変わりましたか?※順不同
- ・ 研究者のイメージはボヤッとした方向になって、崩れてしまったみたいな感じになりました。
- ・ 意外と自由(のべ2人)
- ・ やはり楽しそうだと思います。(のべ4人)
- ・ 自分の好きなことをずっと研究できるのは楽しそうだと思った。(のべ3人)
- ・ 研究は大変だと思ったけど、その中にも楽しさがあっておもしろそうだと思った。
- ・ 分かるまで一生懸命研究するイメージができました。
- ・ 自分は研究者になろうとは思っていないが、好きなことに熱中で来て楽しそうだと思った。
- ・ イメージはできたが、前とあまり変わらなかった。
- ・ あまり変わっていない(のべ4人)
- ・ 研究職につく気はありませんが、世界の進化のために働く大きな仕事だと思った。
- ・ 少しできたかもしれない
- ・ 研究職がより深い職だと感じた
- ・ 研究者になるのも面白そうに感じた。研究者は常に研究しているイメージだったが、準備の方が長いというのは意外だった。
- ・ 研究だらけだとは思わなかった。
- ・ 世界を変えるかもしれない発見ができたら、すごいと思いました。
- ・ もっと偏った考えの物だと思っていたけど、結構幅広い知識と能力が必要だとわかった。
- ・ 受ける前は研究者は大変な職業だと思っていたが、受けてみて、自分の好きなことを調べることができて楽しそうだと思った。
- ・ 根暗な人ばかりだと思っていたが、2人の先生のようにおもしろい人がいて驚いた。
- ・ 研究者は変わった人が多いというイメージがあったが、おもしろい先生方だった。
- ・ 物理はもっと近寄りがたいイメージがあったけど、講義を受けて物理って面白いなと感じた。
- ・ 正直、大変そうなイメージでしたが、自分のやりたいことができるのは良いなと思った。
- ・ 研究者は本当に研究だけしていても良いことがわかった。大変そうだと思っていたけど、実験するのは楽しそうだなと思った。
- ・ 意外とアグレッシブだった。
- ・ 研究職になりたいとは思っていなかったけど、少し考えてみようと思った。
- ・ 量子力学は以前から興味があり、今回の講義を聞き、学びたいと思った。量子コンピューターを作るのに携わりたいと思った。
- ・ 研究者を目指しているわけではないので、良く分からない。
- ・ 一年中ずっと研究室にこもっているようなイメージだったが、学会などで海外に行ったりと、割と楽しそうなイメージになった。
- ・ より将来について考えるより良い機会となった。
- ・ 自分の好きなことを追求できるので、良い職だと思った。
- ・ 特に考えたことがなかったが、これまでの発展はすべて研究によってなされてきたと思った。
- ・ 未来の人々の生活を担っている、大事な職業だと実感した。
- ・ 研究職は想像以上に研究内容が豊富であり、好きなことに打ち込める。
- ・ 難しく、大変と言うイメージから、楽しそうに変わった。
- ・ 日本の大学でも、世界レベルの研究ができていて、すごいんだなあと思いました。また、研究職がおもしろそうだという風なイメージにもなった。
- ・ 研究者は実験ばかりしていていれば良いのかなあと思っていたのですが、準備がとても大切だと知りました。
- ・ 場合によっては世界も変えられてしまう、おもしろい職業だと思いました。研究がとても楽しそうです。
- ・ 私の進学したいところは、文理の区切りが曖昧なところで、なりたい仕事も曖昧なのですが・・・。一種研究者なのかもと思います。勉強は好きです。
- ・ 研究が好きな人にはとことん研究ができる設備ができていて、研究職と言うのは恵まれていると思った。
- ・ 自分が不思議に思うことについて、研究していくことも良いと思った。
- ・ 分からないことや、自分が知りたいことをひたすら研究できるので、面白そう。
- ・ 研究者になるかどうかのイメージはまだない。研究者として、根気があるかどうか分からない。
- ・ 研究には国語力や英語力も大切であり、根気も必要だと分かりました。今回は授業で量子力学にとても興味を持ちました。
- ・ ずっと研究している白眉センターに入りたいと思った。
- ・ 研究職は地味だと思ったけど、今は楽しくできる職業だと思う。
- ・ 様々なことをとても深く研究しているというイメージになりました。
- ・ 研究のテーマを自由に選べるという、意外としばりがなくて良いと思いました。
- ・ できました。色んなことを詳しく学べそうで、楽しそうだと思いました。
- ・ (好きな人は違うだろうが)辛いものから自由で楽しいもの。
- ・ そこまで実験ばかりではないと思っていたが、実際は研究室にこもって、自分が調べたいことを徹底的に調べている。
- ・ もっと地味で辛いものだと思っていた。けど、やっている本人は楽しくやっていたみたいで明るく見えた。
- ・ 授業を受ける前はもっと、特別な感じなのかなと思っていましたが、講演後は受ける前より、研究職がより身近に感じました。
- ・ 研究職は暗く、退屈なイメージでしたが、今日の授業でとてもおもしろく、やりがいのあるものだと思いました。
- ・ 自分のやりたい研究をやって、結果を残すというのはおもしろいと思った。自分なりに物理を使って説明してみたいと思った。
- ・ 大変なところもあるけど、驚きもあって、とてもやりがいがあるなと思いました。
- ・ おもしろい
- ・ 物理の研究をしたいと少し思った。
- ・ 研究者は漠然としたものをただ研究するのだと思っていたけど、自分の調べたいことを研究すると聞いて、面白そうだなと思った。
- ・ 自分の好きなことを自分の納得のいくまで研究するところが、かっこいいと思えた。自分は研究者になるかわからないが、やりたいことはとことんやろうと思った。
- ・ イメージがガラッと変わりました。
- ・ 研究と言う面ではイメージ通りでした。
- ・ 世界の中でも最先端の研究をしている。
7) この授業を通じて、大学でもっと理科の勉強をしてみたいという興味が湧きましたか?
- a. はい〔51〕
- b. いいえ〔5〕
- c. 分からない〔13〕
- d. 無回答〔2〕

8) また機会があれば、このような授業を受けたいと思いますか?
- a. 是非受けたい〔61〕
- b. あまり受けたくない〔1〕
- c. 別の内容なら受けたい〔7〕
- d. 無回答〔2〕

