出張授業
大阪府立大手前高等学校 高校1・2年生
「量子力学入門」
平成23年12月8日(金)
- 授業時間
- 9:30-12:00 150分×1コマ
出張授業担当者:
- 中田 芳史(東京大学大学院)
- 玉手 修平(京都大学大学院)

授業風景
フィードバック総回答数:40名
1) 授業の理解
- a. よく理解できた〔23〕
- b. 普通〔16〕
- c. わかりにくかった〔1〕
- d. 無回答〔0〕

2) 授業の感想
- a. おもしろかった〔38〕
- b. 普通〔1〕
- c. つまらなかった〔0〕
- d. 無回答〔1〕

3) 印象に残ったところは何ですか?※順不同
- ・ 量子テレポーテーション(のべ2人)
- ・ レーザー
- ・ 学校での授業で良く理解できなかった光などについても理解できたので良かった。
- ・ 強い光や弱い光による干渉。(のべ2人)
- ・ 実験をしてみて、光が干渉しているのを実際に目で見ることができたこと。(のべ2人)
- ・ 干渉をどのような場合におこすのかの実験。
- ・ 波だけでなくて他のものでも干渉すること。
- ・ 人間も壁をすり抜けられる可能性が無いわけではない。
- ・ 量子の世界では物体をすりぬけられるというところ。
- ・ 偏光板の実験。(のべ4人)
- ・ 確率によって現象が決まるということころ。(のべ4人)
- ・ 「粒子」としてとらえていたものを「確率」だと考え直した点。
- ・ 光子の存在が確率的だったということ。
- ・ 光の強さが確率と関連していたこと。
- ・ 波が位置と確率を表すというところ。
- ・ 量子力学の理解=確率の計算法則の理解であること。
- ・ 光子というものは「観測」する時に成り立つということ。
- ・ 量子の世界では不思議なことが起こるということ。
- ・ 縦スリットと横スリットを重ねると光が通らないのに、そこに斜めスリットを重ねると光がとおったところ。
- ・ 研究の様子の紹介。
- ・ 大学がどんな感じなのか印象に残った。(のべ2人)
- ・ 光の実験
- ・ 電子の波動性
- ・ 粒子と波動の二重性(のべ2人)
- ・ 量子力学は自分には理解できない世界だと思っていたが、理論に至る考え方や実験をわかりやすく説明してくれた。
- ・ 量子力学では波=粒子ということ。驚きのことが多かったです。
- ・ 色々な例や日常的な生活での出来事を絡めて量子力学のことを説明していたので、光の性質が良く分かった。
- ・ 実験
- ・ 光を弱めると粒子として観測できる。
4) 授業で気になったこと、もっと勉強してみたいことはありますか?※順不同
- ・ 量子についてもっと詳しく知りたい。
- ・ 量子力学について
- ・ 「量子」の不思議。確率の不思議。
- ・ 確率論についてもっと勉強したい。
- ・ 光が確率の波であるとはどういうことか。(のべ4人)
- ・ 波は確率だとあったけど、どんな性質を持っているのか。
- ・ 全ては確率的であるということ。(のべ2人)
- ・ 自分の思っていた“確率”と、今日おっしゃっていた“確率”は違うかもしれない。
- ・ 確率の計算規則。
- ・ 確率によって起こっている自然現象についてもっと勉強してみたい。光や電子だけでなく、様々な自然現象(風など)についても勉強したい。
- ・ 粒子
- ・ 粒子と波を同時におらわすことができるかどうか。
- ・ どのくらいの大きさのものまでなら干渉するかなど。(のべ2人)
- ・ 斜めの偏光板の原理。
- ・ ニュートリノ。
- ・ もしかしたら、ミクロなものより大きなものが壁を通り抜けできる可能性はあるということ。
- ・ 量子力学の細かいところを知りたい。
- ・ 自分の特色にあった大学。
- ・ 物理と日常生活の関連。
- ・ まだ発見されていないことをもっと勉強してみたいと思いました。
- ・ いましたことは典型的な例なので、例外があれば勉強してみたい。
- ・ 光というのは非常に興味深いものだと知ったので、それが生活にどのように関係しているか知りたい。
- ・ バクテリアは干渉するのかどうなのか気になります。今後の実験でどうなるかわかるようになればと思います。今後粒子などについて深く考えていきたいです。
- ・ まだ物理を習っていないので、学校の物理を早く学びたい。
- ・ 量子力学は今後ももっと応用分野が広がって、研究しがいがあると思うので、新しい分野についても学んでみたい。
- ・ トンネル効果がどうして起こるのかを詳しく知りたいと思った。
- ・ 自分がテレポーテーションするのは不可能だが、情報をテレポーテーションするのは可能だということ。
- ・ わからなかったことを理解できるようにしたい。
- ・ 瞬間移動(のべ2人)
- ・ 物理を予習しておけばよかったなあと思った。
- ・ ある。(のべ2人)
- ・ ありません。
5) この授業を受けて、科学・物理に対するイメージはどのように変わりましたか?※順不同
- ・ 今習っていることにより興味がわいた。(のべ2人)
- ・ ますます面白そうだと思った。(のべ2人)
- ・ 難しいけど興味がより湧いた。(のべ3人)
- ・ 複雑でも何とかして説明できる。
- ・ ややこしいと思っていたけど、本質はわかりやすいと思った。
- ・ もっとややこしいイメージだったが、かなり理論を理解すれば楽しいことがわかった。
- ・ 受ける前は物理=とても難しいものだったのですが、とても楽しいものなんだと思いました。
- ・ そこまで難しいことはなく、捉え方によっては簡単に理解できるものだと感じた。
- ・ 今習っていることがもっと深いところまで掘り下げられると思った。
- ・ 大きい世界と小さい世界では、物事の考え方が変わるということに驚いた。科学は素晴らしい。
- ・ まだまだわかっていない事がたくさんあるんだなあと思いました。
- ・ とても小さい世界では普通の世界のイメージと違うんだと普遍的なイメージが変わった。
- ・ 深くやれば本当に楽しいんだな。楽しそうだな。
- ・ 今まで通り楽しそうだと思います。
- ・ 理科と数学は強く結び付いているとわかった。
- ・ 自分が疑問に思ったことに対して、徹底的に実験などをすることで理解することだというイメージを持ちました。
- ・ よっぽど好きでないと研究は難しいと感じた。
- ・ これが科学の中の一部に過ぎないのがわかったので、科学は奥が深くて面白いものだと改めて思った。
- ・ 実用性のある面白い世界だと感じた。
- ・ 皆が完全に理解しているわけではないということに驚いた。明確にはわかっていないこともあるんだなと思った。
- ・ 科学=絶対あってるという考えが通用しない。
- ・ 量子力学はおもしろそうだけれど、あまり実用的ではないと思っていましたが、パソコンなどに応用されていると知っておもしろかった。
- ・ 研究職もおもしろそう。
- ・ 可能性のあるものだと思いました。
- ・ 今までは意味もわからず難しそうだと思っていたが、意味を少し理解しても難しそうだと思った。
- ・ 楽しみが十分あるんだとわかった。
- ・ 絶対理論的なものだと思っていたが、案外あいまいなものだった。
- ・ かたいものから、明るいものになった。
- ・ 人間や地球も確率的に存在しているかもしれないと聞いて、今自分がいることの不思議さを感じた。
- ・ 変わった。
- ・ 相変わらず。(のべ3人)
6) 講演者の話を聞いて、研究者としての将来像はイメージできましたか?また、その授業を受ける前と受けた後とでは、研究職のイメージはどのように変わりましたか?※順不同
- ・ 出来ました。(のべ3人)
- ・ もっと堅く縛られているものだと思ったけど、自由で好きなことをしながら研究できるイメージ。(のべ4人)
- ・ 大学に行って研究者になるのも良いと思った。将来のイメージ幅が広がった。
- ・ 研究者の人は毎日忙しそうだ。
- ・ 研究職は真面目に実験等しかしないって思っていたが、そうではなかった。
- ・ 研究者はしんどくても好きで好きでやめられないというのがわかった!研究職のイメージはもっとくらいと思っていたので、明るく楽しくてよかった!
- ・ とても大変だと思っていたが、自分がやりたいことをやっているので辛いとは思わないで、むしろ楽しいことだとわかり、イメージが変わりました。(のべ3人)
- ・ もっとなんか顕微鏡ばっかり見ているイメージがあったけど、白衣も来ていなかったし楽しそうだった。
- ・ 自分の好きなことを好きなように研究できて、楽しいでいるので研究職は楽しいものだということが良く分かった。好きなことを深く追求できるのは素晴らしいと思います。
- ・ 研究職は予想以上に大変そうだったが、楽しそうだった。研究職にますますつきたいと思った。
- ・ 研究者はずっと研究ばかりでしんどそうと思って今いたけど、聞いてみてメリハリをしっかり付けているんだなと思いました。
- ・ 研究って案外のんびりしたとこもあるんだなあと以外に感じた。
- ・ 自分は研究者として、実験をしている姿より、理論を考えている姿が想像できた。
- ・ 予想以上に研究がしんどそう。
- ・ 研究者になるのは難しいから、なりたいのならがんばらないといけないし、本当にその学問が好きでないならすべきではないのだと思った。
- ・ とても忙しいだけだと思っていたが、興味深いものだとわかった。
- ・ 自分がこの先何を考えて行くのだろうと思った。研究職のイメージは少し柔らかいものになった。
- ・ おもしろそうに思ったが、厳しい世界だと思った。
- ・ 研究を続けるにも結果を残せないと続けられないことが、厳しいと思った。
- ・ しんどそう。
- ・ 収入はそんなに多くないとはっきり言われたので、研究者になるかどうかは大学に行ってから決めようと思った。
- ・ イメージできました。受ける前は研究職なんておもしろくないやろうという思いが、後では少し研究職に興味がわいてきた。
- ・ 職業として楽しめるとわかった。
- ・ 研究者は自分の好きなことができるけど、それが何年もとなると少し厳しく感じた。
- ・ 自分の好きなことができる職業だと思った。
- ・ 研究者になるのはとても大変だと思った。ぜひ、京大や東大に行きたいと思った。
- ・ 変化なし
- ・ 研究者を目指してはないです。
7) この授業を通じて、大学でもっと理科の勉強をしてみたいという興味が湧きましたか?
- a. はい〔39〕
- b. いいえ〔1〕
- c. 分からない〔0〕

8) また機会があれば、このような授業を受けたいと思いますか?
- a. 是非受けたい〔36〕
- b. あまり受けたくない〔0〕
- c. 別の内容なら受けたい〔4〕

