メタデータ・データベース構築システム試行運用実施要項

１．経緯

国立情報学研究所では，平成14年度中にメタデータ・データベース共同構築事業の開始を予定している。
平成13年度「ネットワーク上の情報資源の取扱いに関する検討会議」の審議のもとに，「ネットワーク上の情報資源の取扱い（案）」を策定した。また，「メタデータ・データベース検討ワーキンググループ」（以下，WG）の検討に基づき，メタデータ・データベース共同構築事業のためのメタデータ・データベース構築システムのプロトタイプを開発した。
WGの第3回検討会議（平成14年2月25日）では，このプロトタイプシステムを用いた試行運用の提案がなされ，了承された。これを受け，大学図書館等の協力のもとに，このたび本試行運用を実施するものである。

２．内容と目的

メタデータ・データベース共同構築事業を全国的な規模で実施する前に，プロトタイプシステムを利用して，試行運用参加機関（以下参加館）でメタデータの作成を行うほか，既存のメタデータ保有館からのデータ流用についてもテストを実施する。なお，試行運用において作成するメタデータの記述要素や，対象とする情報資源の選定については，本実施要項附録１及び２によることとする。
試行運用では，早期に参加館の担当者による連絡会議を開催し，以降は，主としてメーリングリストを用い，次のような事項についての意見交換，評価を行うこととする。なお，試行運用連絡会議の旅費については，国立情報学研究所が負担する。

メタデータ・データベース構築システム
メタデータ記述要素，記述文法
情報資源の評価基準
メタデータ・データベース共同構築事業の進め方

国立情報学研究所では，この検討をふまえ，メタデータ・データベース共同構築事業のための規定等の整備，メタデータ・データベース構築システムの改善を行う予定である。

試行運用のページ: （URLは別途お知らせいたします）
メタデータ・データベース構築システムプロトタイプ: （URLは別途お知らせいたします）
メーリングリスト: （アドレスは別途お知らせいたします）

３．スケジュール

平成14年	6月3日～	試行運用（試運転）
	6月14日	試行運用連絡会議（国立情報学研究所）
	6月17日～	試行運用
	9月	メタデータ・データベース共同構築事業の説明会
	9月30日	試行運用終了
	10月～	メタデータ・データベース共同構築事業開始
平成15年	1月	メタデータ・データベース公開（対利用者）

４．試行運用参加館（予定）

北海道大学，図書館情報大学，東京大学，東京工業大学，京都大学，奈良先端科学技術大学院大学，国立国会図書館，慶應大学，早稲田大学，鶴見大学，愛知淑徳大学（以上，昨年度WG参加館），東北大学，筑波大学，千葉大学，岡山大学，神戸大学

※上記以外に試行運用への参加を申し出た館がある場合，前向きに対応することとする。

５．事務担当

本試行運用に係る事務は，国立情報学研究所開発・事業部コンテンツ課文字情報係が担当する。

国立情報学研究所