委託事業
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平成17年度委託事業
「Southampton,Minho出張報告(速報版)」 (2/21-23)
出張レポート【速報版】
出張者:野田 英明(千葉大学附属図書館)
2006/02/21 University of Southampton
先方対応者 Ms. Wendy White Ms. Jessie Hey
Mandatory Archivingは一部の部局に留まる それほど重視していない模様
登録促進のために、広報戦略(Promotion)を重視
 例1) 看板教授に積極的に登録してもらう
 例2) 大学・部局とも、文献情報はIRにリンクを徹底 「大切なのはGood Exampleを作り出すこと」
登録の実作業は主に教員の秘書や部局の事務スタッフが担当。部局DBに登録し、その資源を全学(図書館含め)共有する形が理想
部局によっては、IRとは別に全文DBを構築 この場合、IRはメタデータとリンクだけの登録とし、 全文情報は部局DBに集約することで、One Stop Archivingを実現 「当初の狙いとは異なるが、全文へのリンクを確保することを優先」
Eprintsの次バージョンでは、インターフェース系と検索機能を強化。Authour ID付与機能も実装し、複数部局に在籍する著者の同定を容易に
2006/02/23 Universidade do Minho
先方対応者 Mr. Eloy Rodrigues Mr. Ricardo Saraiva
リポジトリ“RepositoriUM”の試験運用は2003年から。国家プロジェクトの一環として開始したもので、 9部局を対象とする限定的なものだった
Mandateを定めたPolicyの導入は2004年(発効は2005年1月)。 「ベルリン宣言」署名、IR本運用開始とあわせUpdate
Financial Meritの付与や、Mandatory Archivingは 図書館ではなく、学長の提案。図書館サイドは “Strongly Recommend”を依頼するつもりだったものの 「Visibilityの向上は大学にとっても大きなメリット」 との理由により、Financial Benefitを伴うMandateが採用された。
登録する文献の種類により、一定の係数で部局配分予算が増加する。 係数は0.1〜1.0で、基準は「Visibility向上にどれだけ寄与するか」
登録の実作業は部局の事務スタッフや教員の秘書がメイン。最終的なメタデータのチェックは図書館の仕事。登録支援のため、Guided Archiving Moduleやリンク集など各種ツールを用意。
統計機能にはメタデータ・Full TextそれぞれのDL回数をアクセス元の国ごとに示す機能を実装。「利用されていることを実感してもらうことが重要」
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最終更新日: 2008年02月01日