学術情報センターでは,平成9年からサービスを開始してきた新CAT/ILLシステムの次の展開として,目録システムの多言語対応を計画していたが,予定どおり平成12年1月から多言語対応目録システムの運用を開始した。
今回の多言語対応により,まず,今まで目録システムにおいて扱いが保留されていた中国語資料を総合目録データベースに登録することが可能となり,国内に所蔵されている約700万冊の中国語資料について,総合目録データベース化の促進が期待される。
また,中国語資料の入力を支援するため,目録システムに参照ファイルとしてCHINA-MARC(初期データ約30万件)を導入している。簡体字とピンインのデータ入力に,利用していただきたい。
多言語対応目録システムについては,平成11年度の新CAT/ILLシステム説明会で説明を行い,図書館での多言語対応についての検討をお願いしている(本誌49号参照)。
この説明会で配付した小冊子,「目録システムの多言語対応」も参照していただきたい(PDF形式ファイルは,下記URLで入手可)。
なお,今後,韓国・朝鮮語資料などのほかの言語資料についても,総合目録データベースでの取扱い規則を整備して,登録可能とする予定である。
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(目録情報課)