「米国日本研究図書館員研修」の実施

 学術情報センターは,平成9年7月28日(月)から8月5日(火)の日程で,米国から5名の図書館員を迎えて標記研修を実施しました。

 これは,米国のNCC(National Coordinating Committee on Japanese Library Resources =米国日本情報収集調整委員会)の求めに応じて実施された研修で,米国の大学等研究機関の図書館で日本関係の図書資料を扱う司書を対象に,本センターの最新の知識などの習得と,米国内における本センターサービスの普及などを行う中核的役割を担う人材の養成を目的としたものです。

 研修は,本センターの活動や提供する各サービスの概要説明,システム操作実習,海外からの学術情報センターサービスの利用方法に関する説明,意見交換および各研修生の事例発表などの内容で実施しました。

 また,東京大学総合図書館,国立国会図書館のご厚意により,両機関への見学会も実施し,参加者は熱心に説明に耳を傾けていました。

 研修生からは,研修期間を通して熱心な質問が寄せられ,日本情報の入手に対する要望 の高さを伺うことができたとともに,海外から文献などを入手する際の問題点も明らかに なりました。

 最終日には研修参加者全員に修了証書が手渡され,全日程が無事修了しました。

 なお,今回の研修には,University of California, Berkeley, University of California, Los Angeles, University of Massachusetts, Amherst, Cornell University, Library of Congress の5機関の方が参加されました。

(研修課)


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