日本研究上級司書研修への協力

 学術情報センターは,平成9年2月19日(水),20日(木)の2日間,8カ国から11名の図書館員を迎えての研修を実施しました。これは,国際交流基金および国立国会図書館の共催により,平成9年2月17日(月)〜3月7日(金)の期間で実施された,「日本研究上級司書研修」に協力して行ったものです。

 この研修は海外の大学等研究機関の図書館で日本関係図書コレクションを扱う司書を対象として,日本関係の資料や日本での新しい情報技術についての知識の向上などを目的としたものです。

 学術情報センターを会場とした2日間の研修は,学術情報センターが提供する目録所在情報サービス(NACSIS-CAT, NACSIS-ILL),情報検索サービス(NACSIS-IR),電子図書館サービス(NACSIS-ELS)の概要説明と操作実習,海外からの学術情報センターサービスの利用方法に関する説明等を中心に行いました。

 また,研修生の中で既に学術情報センターの提供するサービスを利用されている,ケンブリッジ大学図書館の小山騰氏,オックスフォード大学ボドレイアン図書館付属日本研究図書館のIzumi K Tytler氏による事例報告会も実施しました。

 研修生からは2日間を通して熱心な質問が寄せられ,海外からの日本情報の入手に対する需要の高さをうかがうことができました。

(研修課)


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