イベント情報
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2014年(平成26年度)
 

第1回 SPARC Japan セミナー2014
「大学/研究機関はどのようにオープンアクセス費用と向き合うべきか―APCをめぐる国内外の動向から考える」

日時

平成26年8月4日(月曜日)13:00-17:00

場所

国立情報学研究所 12階 1208,1210会議室

イベントは終了しました。
多数のご参加ありがとうございました。

更新記録

ドキュメントを掲載しました。(2014/11/20)
ビデオ映像を公開しました。(2014/09/04)
ニュースレターを公開しました。(2014/09/02)
開催報告を公開しました。(2014/08/29)
発表資料を公開しました。(2014/08/29)
講師紹介講演要旨を公開しました。(2014/07/23)
プログラムを公開しました。(2014/07/03)
・ウェブページを公開しました。(2014/07/03)

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第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

第1回 SPARC Japanセミナー2014

アウトライン

【概要】

オープンアクセスジャーナルの登場から10年以上が経ち,そのタイトル数および掲載論文数は増加し続けています。イギリスのフィンチレポートに象徴されるように,政策的にOAジャーナルでの成果公表を勧める動きも見られ,海外の大学図書館ではOAジャーナルの論文処理費用(APC)への対応が進んでいます。今回のSPARC Japanセミナーでは,日本人研究者を対象に行ったOAジャーナルへの成果公表に関する調査およびAPC処理を行っている大学図書館/研究機関の事例報告に基づいて国内の現状把握を行うとともに,海外の進展状況および今後のAPCが取り得るシナリオを紹介します。今後,日本において国および大学レベルで,APCにどのように向き合うべきか,その方向性を議論します。

参考資料 :

報告書『オープンアクセスジャーナルによる論文公表に関する調査』 PDF[PDF:1.60MB]

『オープンアクセスジャーナルと学術論文刊行の現状 -論文データベースによる調査-』
   国立大学図書館協会 学術情報委員会 学術情報流通検討小委員会PDF[PDF:1.11MB]

『Developing an Effective Market for Open Access Article Processing Charges』
   Bjork, Bo-Christer; Solomon, David (March 2014).PDF[PDF:1.09MB]

『オープンアクセスを踏まえた研究論文の受発信コストを議論する体制作りに向けて』
   林 和弘. 科学技術動向. 2014, 145, p. 19-25.PDF[PDF:761KB]

【参加対象者】
研究者,図書館員,学術出版職にある方々

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プログラム
司会 : 金藤 伴成 (東京大学附属図書館)
  

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:10

開会
趣旨/概要説明

金藤 伴成
(東京大学附属図書館)

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(9:52)

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(371K)pdf

13:10-13:50

オープンアクセスジャーナルに関する
平成25年度実施の2調査概要

[講演要旨]

井上 敏宏
(京都大学附属図書館)

(722K)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(43:20)

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(915K)pdf

13:50-14:05

図書館と
      APC

-国内事例
   の報告-

小規模大学
図書館における
APC把握の事例

[講演要旨]

樋口 秀樹
(旭川医科大学図書館)

(1.11M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(16:20)

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(713K)pdf

14:05-14:20

JAEA図書館における投稿料の助成と
研究成果の一元管理の事例について

[講演要旨]

早川 美彩
(日本原子力研究開発機構)

(957K)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

video

(21:17)

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(950K)pdf

14:20-15:10

APCをめぐる国際的動向

[講演要旨]

三根 慎二
(三重大学人文学部)

(5.83M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(54:52)

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(1.39M)pdf

15:10-15:25

休憩

15:25-16:55

パネルディスカッション

【進行】
金藤 伴成
(東京大学附属図書館)

【パネリスト】
井上 敏宏
(京都大学附属図書館)
樋口 秀樹
(旭川医科大学図書館)
早川 美彩
(日本原子力研究開発機構)
三根 慎二
(三重大学人文学部)

金藤氏
発表資料
(283K)pdf


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

九州大学
発表資料
(356K)pdf


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(72:25)

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(1.19M)pdf

16:55-17:00

閉会挨拶

安達 淳
(国立情報学研究所)

(676K)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(10:52)

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参加費
無料
参加申込

氏名,所属,連絡先をご記入の上,件名を【第1回SPARCセミナー参加申込】として,電子メールまたはFAX にて下記宛にお申込ください。折り返し【受付票】を返送しますので,当日ご持参ください。

※ご連絡いただいた個人情報は,今後のセミナーのご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

受付は終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
申込期限: 平成26年7月30日(水)

申込先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

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講師紹介

◇金藤 伴成  (東京大学附属図書館)

筑波大学附属図書館,図書館情報大学附属図書館を経て,現在東京大学附属図書館に勤務。2013年から情報サービス課相互利用係でILLを担当。

◇井上 敏宏  (京都大学附属図書館)

1993年より京都大学図書系職員として勤務。閲覧,ILL等のサービス業務,およびシステム管理業務,情報管理課業務などに携わる。滋賀医科大学,奈良先端科学技術大学院大学等を経て,2007年から京都大学附属図書館情報管理課に配属。2014年より現職(総務課)。

◇樋口 秀樹  (旭川医科大学図書館)

1989年から2011年まで学術情報センターおよび国立情報学研究所において学術情報基盤の構築・運用などに従事。2006年頃からはUPKIサーバ証明書プロジェクトの立ち上げや学認の展開にも携わる。2011年4月電気通信大学学術情報課長,2014年4月より現職(教務部図書館情報課長)。

◇早川 美彩  (日本原子力研究開発機構)

2010年より日本原子力研究開発機構に勤務。研究開発成果管理システムの構築・運用,研究成果情報の管理・発信及び投稿料・参加料等の助成業務を担当してきた。現在は,機関リポジトリの運用,機構が刊行する技術レポート等の編集と著作権管理を担当している。

◇三根 慎二  (三重大学人文学部)

三重大学人文学部講師。名古屋大学附属図書館研究開発室を経て,2010年より現職。専門は図書館情報学,特に学術コミュニケーション。

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講演要旨

◆オープンアクセスジャーナルに関する平成25年度実施の2調査概要

   (井上 敏宏)

近年,雑誌数および論文投稿数ともに増加し続けるオープンアクセスジャーナルについて,大学図書館がいかに関わって行くべきなのか,議論を深めるための前提として,国内における状況把握は急務である。その認識のもと,「国立大学図書館協会学術情報委員会学術情報流通検討小委員会」「SPARC Japan オープンアクセスジャーナルへの投稿に関する調査ワーキンググループ」それぞれが平成25年度に実施した調査について,概要を紹介する。

◆小規模大学図書館におけるAPC把握の事例

   (樋口 秀樹)

小規模な大学では,資料費等の事務処理が図書館に集中している場合が多くAPCの把握は比較的容易であると考えられる。2つの大学の財務会計処理フローを例に,具体例を報告する。また,旭川医科大学で実施した投稿料支払事務一元化による効果などについても,あわせて報告する。

◆JAEA図書館における投稿料の助成と研究成果の一元管理の事例について

   (早川 美彩)

原子力機構(JAEA)では,職員等が研究成果を学術誌等に公表する際には事前に概要等を登録することが義務付けられており,その情報の管理と研究成果の発信に係る一連業務を図書館が担っている。また,投稿料等外部発表に係る費用を図書館が確保し,一定の条件の下で助成することで,若手研究者の育成と査読付論文等の成果発表の促進を図っている。本報告では,JAEAにおける研究成果の登録管理と投稿料等外部発表助成の仕組みを紹介し,APC支払の課題について述べる。

◆APCをめぐる国際的動向

   (三根 慎二)

Article Processing Charge(APC:論文処理費用)の国際的動向を把握するために,その背景を確認した後,現時点での,1)学術雑誌,2)研究者,3)大学図書館,4)出版社,5)研究助成機関の各ステークホルダーの動向紹介を行うとともに,今後のAPCが取りうるシナリオを報告書「Developing an Effective Market for Open Access Article Processing Charges」に基づいて紹介する。

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開催報告
平成26年8月4日(月)に第1回SPARC Japanセミナー2014「大学/研究機関はどのようにオープンアクセス費用と向き合うべきか―APCをめぐる国内外の動向から考える」を開催しました。本セミナーに関するニュースレター(22号)はこちらからご覧ください。
参加者数 129名
アンケート結果 回答数: 60

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的   (複数回答あり)
    業務に関連するため:53   研究に関連するため:5   教養:4   その他:1
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:41   普通:17   期待と異なる:0   無回答:2
  ご意見 【所属/職種】
  【大学/図書館関係】
   
  • ありがとうございました。特に事例報告が大変勉強になりました。
  • 旭川医大の事例は調査するなら何となくこんな方法だろうと予想はしていたものの,改めて説明していただいて参考になった。JAEAの事例はこんなスマートな処理をやっている機関があるのかと驚いた。APCについては,まず小規模な機関,分野が特化されている機関が着手しやすいだろうと感じている。しかしながら最後の議論にもあったように,本当に図書館が今手を出すべきか,自分の中でも結論を出し難い。
  • 当面の向き合い方を伺えたこと,APCについての課題を認識できたことが非常に役に立ちました。
  • 規模が違うので「取り入れる」ことは無理でも、APC一元化を実現している機関のケースは参考にもなるし興味深く聞けました。調査の背景(日/英とも)を聞けること自体も勉強になります。
  • 報告書に書かれていることに加えて,背景や実際の課題などが具体的にわかり参加できてよかった。自分の大学で何ができるか考えたい。
  • 論文の投稿,購読にかかる費用を大学で把握することの大切さが良くわかりました。大学内の一部署でAPCについて一元管理できるようになればと思います。
  • APCに関する情報収集,教員との連携についてヒントを頂いた。
  • パネルは面白かったです。できれば図書館だけでなく,研究推進課のようなところの人にも話に入って欲しかったです。モデレーターのさばきが素晴らしかったです。
  • OAジャーナルの調査の概要に関しては,アンケートの集計結果の裏づけとして研究者の生の声を聞けるとよいのではと思った。分析については図書館員からの意見はあくまでも推測となってしまうので。
  • 旭川医科大学さんで実際に調査をされたとの報告が興味深かったです。
  • 日本国内の事例が多くヒントやすぐに参考になる内容,資料が多くて業務をする上で大変参考になると思います。企画をありがとうございました。
  • 機関内の情報共有の大切さがわかりました。
  【学協会/研究者】
   
  • 詳細な調査結果を見せていただき今後の検討に役立つと思う。
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • APCを今後採用するときの考え方の参考になる。投稿が大学からが多いので,大学の考え方が参考になる。
  【大学/図書館関係】
   
  • 現所属部署ではまだ少し先の話ではありますが,問題意識は持っておきたいと思いました。
  【企業/図書館関係】
   
  • 冊子体雑誌→電子ジャーナルへの移行に加え,価格高騰もあり,OAという新しい流れが発生してきた。図書館現場の雑誌担当者は業務量が減少している。新たにやれる業務はAPCの管理,研究業績の管理ではないかと考えている。
  【大学/大学・教育関係】
   
  • APCに関する現状,課題が明確になり勉強になりました。
  【その他/その他】
   
  • 海外状況や原研の例など参考になりました。
  【その他/図書館関係】
   
  • まだ問題として取り上げられていないが,今後の状況を静視したい。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【大学/図書館関係】
   
  • URAの立場でAPC支払いや把握に関わっている,又はその予定のある人(今日参加した方の中からも可)の講演,OAと研究倫理(査読等のクオリティー,悪質出版社問題,疑似科学的内容のものなど)
  • オープンアクセス強化について
  • 研究者の論文投稿行動について(既存誌とOA誌の使い分け),OA出版社の動向,特にBeallリストの出版社の動向
  • Gold OAへの対応→英や米,他国を中心に。研究費やBlock grantへの対応等聞きたい。
  • 毎年,国内の事例や状況紹介の会が1回はあるといいと思いました。
  【企業/その他】
   
  • 実際の研究者の視点からのAPCについて
  【企業/学術誌編集関係】
   
  • Faculty of 1000運営者の話を聞いてみたいです。
  • OAについて
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • 高額出版誌と学協会のみの雑誌の違い(メリットデメリット)
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【大学/図書館関係】
   
  • 金藤さんがお話されていたように,論文数やAPC額の算出方法など全国の大学で共有できる仕組みがあると良いと思いました。
  • ハイブリッドOAジャーナルについてのより詳しいお話も伺いたかったです。
  • APCについて知ることができました。
  • 毎回企画には関心を持っています。
  • 今回は盛りだくさんでしたがフロアの反応からAPCに対してはまだまだ問題の共有が必要と感じました。
  • 予約購読型の(ハイブリッド誌の)雑誌購読料が減額されるなら,APC支払額をサンプル調査するだけの価値はあるのかな,と思いました。(そういうメリットが無いとなかなかできない状況なので)
  • いつも質の高いセミナーを開催いただきありがとうございます。自分で論文やサイトを読んで把握するよりはるかに効率的に情報収集ができますのでたいへんありがたく感じています。
  【大学/大学・教育関係】
   
  • Institutional Research とOA with APC,OA without APC組み合わせて議論すると面白そうだと思って拝聴しました。
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最終更新日:2014年11月20日