イベント情報
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2012年(平成24年度)
 

第6回 SPARC Japan セミナー2012
「オープンアクセスによって図書館業務はどう変わるのか~図書館のためのオープンアクセス講座~」

日時

平成24年12月4日(火)13:00~17:00

場所

国立情報学研究所 12階 1208,1210会議室

イベントは終了しました
ご参加ありがとうございました。
当日の発表資料と開催報告を公開しましたので,ご活用ください。

更新記録

ドキュメントを掲載しました。(2013/05/22)
ビデオ映像を公開しました。(2013/01/08)
発表資料を公開しました。(2012/12/18)
開催報告を公開しました。(2012/12/11)
講師紹介講演要旨を公開しました。(2012/11/26)
・ウェブページを公開しました。(2012/10/30)

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第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第6回 SPARC Japanセミナー2012

第&回 SPARC Japanセミナー2012

アウトライン

【概要】
世界規模でのオープンアクセスの推進と発展により,図書館の業務は大きく変化しなければならない状況におかれています。オープンアクセスに関するこれまでの流れを振り返り,また今後の方向性を考えながら,図書館が将来とりうる道を模索したいと思います。図書館の学術雑誌契約業務はどうなるのか,機関リポジトリ支援業務はどうなるのか,目録業務やILL業務にどのような影響を与えるのかなど,さまざまな角度から図書館とオープンアクセスの関わりを取り上げます。今回はオープンアクセスの基本から理解していただけるようなプログラム内容となっておりますので,ふるってご参加ください。

【参加対象者】
研究者,図書館員,学術出版職にある方々

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プログラム
コーディネーター: 林 豊 (国立国会図書館関西館)

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:10

開会/概要説明

林 豊
(国立国会図書館関西館)

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(9:33)

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(579KB)pdf

13:10-14:10
(質疑含む)

オープンアクセスの将来像

[講演要旨]

Martin Richardson
(元 Managing Director, OUP)

(2.64M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。

  ※ video

(63:11)

video

(5.82M)pdf

14:10-14:40
(質疑含む)

日本の電子ジャーナルとオープンアクセスをめぐる現在と将来予測

[講演要旨]

関川 雅彦
(筑波大学附属図書館)

(1.70M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。

video

(35:39)

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(5.23M)pdf

14:40-14:50

休憩

14:50-16:50

パネルディスカッション

【モデレーター】
市古 みどり
 (慶應義塾大学日吉メディアセンター)

【パネリスト】
Martin Richardson
 (元 Managing Director, OUP)
関川 雅彦
 (筑波大学附属図書館)
守屋 文葉
 (JUSTICE,国立情報学研究所)
鈴木 雅子
 (DRF,旭川医科大学図書館)
小野 亘
 (一橋大学附属図書館)

守屋氏 発表資料
(101K)pdf


鈴木氏 発表資料
(1.03M)pdf


小野氏 発表資料
(182K)pdf


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。

video

(112:07)

video

(1.04M)pdf

16:50-17:00

閉会

 Richardson氏の講演の冒頭部分で一部聞き取りにくい部分がございますので、予めご了承ください。
なお、通訳部分は問題ございませんので、ご利用の程宜しくお願い致します。
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参加費
無料
参加申込

氏名,所属,連絡先をご記入の上,件名を【第6回SPARCセミナー参加申込】として,電子メールまたはFAX にて下記宛にお申込ください。折り返し【受付票】を返送しますので,当日ご持参ください。

※ご連絡いただいた個人情報は,今後のセミナーのご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

受付は終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
申込期限: 平成24年11月30日(金)

申込先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課図書館連携チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

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講師紹介

◇ Martin Richardson (元 Managing Director, OUP)

出版業界において35年以上の素晴らしいキャリアをもっており,2010年にマーティン・リチャードソン・コンサルティングを設立。前職はオックスフォード大学出版,学術出版部門のマネージングディレクター。
ALPSP を含む業界団体の委員を務め,UK の PLS (Publishers Licensing Society) の委員長も務めた。学術出版の発展,特にオープンアクセスに関する著書も多数。

◇関川 雅彦 (筑波大学附属図書館 副館長)

1979年東京大学医学図書館に勤務し,東京大学総合図書館,東京大学文学部図書室等を経て,2002年上越教育大学図書課長,2005年東京大学附属図書館情報管理課長,2008年筑波大学附属図書館情報管理課長,2010年より現職。
2005年より国立大学図書館協会のコンソーシアム活動に従事し,2011年に大学図書館コンソーシアム連合運営委員会委員長。

◇市古 みどり (慶應義塾大学日吉メディアセンター事務長)

信濃町メディアセンター/理工学メディアセンター事務長を経て2012年11月より現職。JUSTICE 運営委委員会委員。

◇守屋 文葉 (大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)事務局,国立情報学研究所)

1997年より東京大学にて図書館業務に従事,2005年より外国雑誌・電子ジャーナル等の契約業務を行いつつ,国立大学図書館協会(JANUL)電子ジャーナルコンソーシアムの事務に携わる。2011年4月から JUSTICE 事務局に勤務。

◇鈴木 雅子 (旭川医科大学 図書館情報課長)

北海道大学附属図書館にて機関リポジトリの創設・運用を担当し,以後,デジタルリポジトリ連合(DRF)の企画・運営に携わっている。現在,DRF 企画ワーキンググループ副査。2008~2009年には「IRcuresILL:学術情報資源共有のための図書館間文献デリバリーサービスを機関リポジトリ構築によって代替するための教員・図書館連携方式の開発」プロジェクトを率い,機関リポジトリと ILL の関係を検討した。

◇小野 亘 (一橋大学附属図書館)

1992年から一橋大学附属図書館勤務,2005年から国立情報学研究所で広報を担当,2008年7月から一橋大学附属図書館でレファレンス業務,2012年4月から雑誌・電子リソースの契約・発注を担当。

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講演要旨

◆オープンアクセスの将来像

  (Martin Richardson)

ジャーナルコストや購読コストの高騰,研究を最大限に公開・促進する必要性から,今やオープンアクセスは研究成果の出版モデルとして十分に確立されている。過去数十年にわたるオープンアクセスの発展を紹介し,2020年までにはどのようになるのか,オープンアクセスはジャーナル出版における選択肢として購読モデルに変化をもたらしたが,このまま増え続けるのか,考えてみたい。

◆日本の電子ジャーナルとオープンアクセスをめぐる現在と将来予測

  (関川 雅彦)

わが国における電子ジャーナルの普及の推移やアクセス環境の変化について概観し,その間の図書館の果たした役割について報告する。さらに学術情報の電子化やオープンアクセスの進展が,今後の図書館の姿をどう変えていく可能性があるかについて考える。

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開催報告
平成24年12月4日(火)に第6回SPARC Japanセミナー2012「オープンアクセスによって図書館業務はどう変わるのか~図書館のためのオープンアクセス講座~」を開催しました。
参加者数 124名
アンケート結果 回答数: 86

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的
    業務に関連するため:84   研究に関連するため:0   教養:3   その他:0
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:75   普通:10   期待と異なる:1
  ご意見 【所属/職種】
  【大学/図書館関係】
   
  • 今の状況を知ることが出来ていい機会だった。
  • ゴールドOAが主流になった時の機関リポジトリについて考えたことがなかったので,大変有用でした。APCについても色々と教えていただけてよかったです。
  • 図書館界の動きの一端を学ぶことができて,とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 契約について,比較するデータや情報を集める必要性があると感じた。
  • EJやOAをめぐる状況についてよくわかり,考えるきっかけをもらいました。また,案内メールには「オープンアクセスの基礎から理解できるような内容」とありましたが,ちょっと違ったかなと思います。
  • 電子ジャーナルのコストは莫大であり,どう維持してゆくのか悩ましい。オープンアクセスになった場合の図書館の対応について参考になった。
  • 図書館勤務7か月の新人で,色々な課題がわかりつつある中,またひとつ課題をつきつけられる感じです。今後の動きに注意してゆきたいと思います。
  • 「Gold OAが進んでゆくと機関リポジトリはいらないのでは」という話題は,これから構築しようとしている大学にとってはショックだった。自大学がどの位APCを払っているかを調べて公表できるのは,図書館員だけという話は興味深い。
  • 海外,国内,企業,コンソーシアム担当,大学図書館各業務担当者と,バランスのよいメンバーからの話で興味深かった。
  • 鈴木さんや小野さんの考え方に共鳴する(現場の感覚)。「どう変わるのか」という点で,インパクトのある考え方が示されなかった。既存の業務を組み替えて,新たな業務・サービスを作るという視点が必要ではないか。
  • OAの今後の流れがわかった。自分にはかなり遠い話というのが実感だが,あっという間に時代が進むのも事実なので,大変勉強になった。
  • 目録の話ももう少し聞きたかった。
  • APCについて完全に理解できなかったものの,Gold OAの仕組みを知ることができ,大学図書館員の意識を変えてゆく必要性について実感できた。
  • 職場にいる(図書館の人)全ての人に聞いてほしいと思った。これから図書館業務について職場で考えること,議論することが必要だと思った。
  • OAと図書館の係わりについて,一歩踏み入れた問題を色々提言してくれたので良かった。もっと図書館員を刺激させる内容でも良かったと思います。
  • 高校の図書館から異動してきたばかりで,わからないことばかりでしたので,とても参考になりました。
  • Big Dealにあえいでいた後はAPCにあえぐことになる。変化を楽しんでゆきたいです。
  • 今後の図書館のあり方,何をしてゆくかについて興味深く,また示唆に富むお話を聞けて大変参考になりました。
  • OAの動向について初めて知ることも多く勉強になりました。
  • リポジトリ担当者はこれから何を目指してやってゆくべきなのか悶々としつつ,OA全体の動向と図書館業務の変化について,ある種の危機感を持って考えねばと思いました。
  • 今後APCの扱いについて検討する必要があると実感できました。
  • 最新の動向やOAのそもそも論など大変参考になりました。
  • 今後の図書館はAPCの管理に関わってゆくのだろうなと改めて思いました。しかし,図書購入費が減少して,予算のリダイレクトが起こる保証はないのでは?
  • Gold OA,APCなどすでに一般的に使われている言葉であることを初めて知りました。まだ雑誌を買っている図書館にいるので,新しい動向を認識できました。
  • とても勉強になったが,先行きが難しくなったように感じた。
  • 図書館で働き始めて日が浅く,OAのような新しいトレンドについては知らないことだらけでしたので,今回Green/Gold OAの違い等,基本から知ることができ,様々な関係者の方のお話が(質疑応答を含め)聞けてとても面白く勉強させていただきました。
  • APCは投稿数の少ない大学や総合大学に厳しい方向性だと思う。完全に購読が無料化されなければ,出版社のための仕組みとなりかねない。それにこのままだと日本は世界の研究者に負けてしまう気もする。
  • OAについてどう考えてゆくか,今後どのように関わってゆくことになるか。(関わらないという選択をするところはない気がする)大変参考になりました。
  • 機関リポジトリと洋雑誌契約,データベースを担当している者として,総括的なとてもためになるセミナーでした。ありがとうございました。
  【大学/大学院生・学生】
   
  • 本講演会では,APCを図書館で負担,管理することが提案されていましたが,管理して欲しい/欲しくない研究者がいる等,この問題は難しく,科研費にも関わることなので,大げさですが,図書館界だけでなく,研究者の代表機関である日本学術会議の部会等でも検討してもらうことが必要だと思いました。
  【企業/図書館関係】
   
  • 企業図書館としても情報提供や当社の利用状況の把握は,重要な業務です。OAの動向や出版社,大学図書館の考え方が聞けて良かったです。
  【企業/その他】
   
  • 現場の方の話を聞けて大変参考となりました。
  【その他/その他】
   
  • コメントすべき場面もあったかと思いますが,難しい側面もありましたので控えさせていただきました。申し訳ありません。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【大学/図書館関係】
   
  • ウェブディスカバリーサービス(ベンダー,先生,導入機関,それぞれの立場から)
  • 欧米の大学図書館事情。ARLの図書館戦略(将来計画)。
  • Eリソースの具体的な管理。海外からの流ればかりでなく,日本の学術情報流通の将来像を知りたい。
  • 出版社と費用の実態。出版社(学会系を含む)の話をじっくり聞きたいです。
  • 人文・社会系の研究者はどのように考えているのか?
  • 当然理系分野がテーマとなりやすいですが,社会,科学,人文科学分野でも取り組みやすいテーマを設定して欲しい。
  • 日本の学協会はGold OAやAPCをどのように考えているのか。中小規模の大学や教養系の大学では,国内の学会の動向の方が影響が大きいので知りたいです。
  【企業/その他】
   
  • 研究情報管理における図書館の新たな役割。
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【大学/図書館関係】
   
  • 今後の図書館の役割について考えさせられた。
  • パネルディスカッションは盛り上がった部分もありましたが,ちょっと散漫な感じがしました。これだったら一人の方にもう少し長くお話をしていただいた方が良かったかと思います。
  • ご多忙の中,色々と考える機会をいただきありがとうございました。
  • 椅子だけでテーブルがないのが少しつらかった。
  • サービス担当(リファレンスなど)からの視点があってもよかったかもしれない。
  • これからも図書館に関連した企画をお願いします。
  • 事前に今までの流れがわかる,基本的な内容もあると広報されていたが,講演者も通訳者も小さな声の方でわかりにくかった。
  • 図書館が実際にAPCの管理をしている話を聞きたい。(海外から担当者を招く)
  • 他の人にも聞いてほしいので,もう一度企画して欲しい。
  • 図書館業務の今後の方向性を検討することは効果的であると思いました。
  • 今回は図書館員が多数でしたが,図書館員と研究者が50:50位で参加できる機会があればと思います。
  • 企画くださった関係者の皆様に感謝いたします。
  • 翻訳がとてもスムーズで助かりました。
  • OAに対する懐疑的な意見も聞けてよかったです。関川さんとかディスカッションが長くてよかったし,進行もポイントが絞られていてよかった。
  • 次回のセミナーも参加したいと思います。
  • ディスカッションの進め方で,市古さんがさすがに上手くまとめ,話をひきだしてくれてよかった。
  • ありがとうございました。
  【大学/大学院生・学生】
   
  • 図書館実務に今後重要な企画だったと思います。ありがとうございました。
  【企業/その他】
   
  • 大変勉強になりました。
  • いつもためになる企画ありがとうございます。
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 収容人員の関係で難しいかと思いますが,机があると助かります。
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最終更新日:2013年05月22日