新領域融合プロジェクト 分野横断型融合研究のための情報空間・情報基盤の構築

地球・生命システムの解明と統計・情報技術のブレークスルーへ

サブプロジェクト一覧

  • サブプロジェクト1

    大規模・異種情報の収集・解析・結合・分類の手法および知識基盤の構築
  • サブプロジェクト2

    地球・生命などの巨大システム解明のための統合的情報基盤の形成と活用手法の確立
  • サブプロジェクト3

    コラボレーションとコミュニティ形成のための情報共有基盤とバーチャルラボの構築

Information

2006.10.20 新領域融合研究センター・シンポジウム『「融合知」創成への挑戦 〜新領域を拓く情報学〜』

2006.08.28 当ホームページをオープンいたしました。

分野横断型融合研究のための情報空間・情報基盤の構築

◆ 巨大・複雑システム「生命と地球」の解明
本プロジェクトは、生命システム、地球システムを具体的な対象として、大規模で複雑な巨大システムの解明に向けて、「生命」、「地球」、「統計数理」、「情報」の4分野横断型の融合研究を加速的に推進するための情報空間・情報基盤を確立することを目標とします。
従来、統計数理や情報と他研究分野との融合は、統計数理や情報における様々な理論、手法、技術などを、他研究分野に取り入れることによって、研究の推進や新しい展開を意図したものが一般的でした。しかし、統計数理や情報を研究の手段として利活用する融合研究では、成果が限られた範囲に留まることが少なくありません。

◆ 情報空間・情報基盤の新展開
本プロジェクトでは、異分野を充分に融合させ、融合研究の深化と効果的な推進を加速させることを重視した新しい形の融合研究を追究します。具体的には、融合研究によって、従来の手法では見ることや知ることが不可能であった生命や地球の新しい姿を明らかにするための情報空間・情報基盤の確立、および、統計数理や情報の理論、手法、技術における新しい展開の2つの視点の両立を図ることを重視します。

◆ 現場を知り・学び・創る情報学
研究姿勢として、「現場を知り」「現場に学び」「現場を分かり」「現場を創る」ことをコンセプトとして研究を進めます。「現場」とは、生命・地球システムに代表される巨大システムです。この巨大システムへの挑戦には、システムを構成する大規模で異分野・異種の情報が複雑に絡み合った情報空間の構造を解明し、ここに含まれる情報を有効かつ効率よく活用するための手法が必要となります。本プロジェクトでは、このような大規模・異種情報に対して、「連想」と「リンケージ」という切り口で取り組みます。また、生命情報や地球情報に関する多様で大規模なデータが必要であり、量と質に関して充分に要求条件を満たす統合データベースや統合的情報基盤、および、これらの活用手法の構築を目指します。さらに、4分野横断型の共同研究や研究協同を進めるためのコラボレーションやコミュニティ形成を促進する情報共有基盤をバーチャルラボとして構築します。