新領域融合プロジェクト 分野横断型融合研究のための情報空間・情報基盤の構築
サブプロジェクト一覧
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サブプロジェクト3:コラボレーションとコミュニティ形成のための情報共有基盤とバーチャルラボの構築
SP3-1 融合研究加速型バーチャルラボシステムの開発と評価
【研究グループ代表者 新井紀子

研究のコラボレーションとコミュニティ形成のための情報共有基盤NetCommonsと、これを利用した融合研究加速型バーチャルラボシステムの研究開発と実証実験を進めています。
NetCommonsはインターネット上の知的協調作業を支援するシステムとして、全国の大学等の研究教育機関を含む広範囲な社会活動の情報共有基盤として、国立情報学研究所で開発したものです。NetCommonsの特徴は、外部広報用ページ、グループページ、そして個人の情報ポータルページの三層構造を最大限に活かした構成です。また、ユーザインタフェースの操作性を高めるとともに、グループウェア機能およびeラーニング機能を充実させ、数十種類の豊富なモジュール群を提供しています。 普及版NetCommonsは、その基盤であるXOOPSと同じく、GPL(GNU Public License)の元でオープンソースとして公開しています。

(ダウンロードサイト:http://www.netcommons.org/

本プロジェクトでは、NetCommonsを基盤とした地道な普及活動を続けることに加え、p2p通信の普及をにらんだ未来志向の情報共有システム基盤に向けた、さらなる飛躍を目指した研究開発活動を展開しています。

NetCommonsサイト:http://www.netcommons.org/


図1:3つの顔を持つサイトNetCommonsの主要機能

図1:3つの顔を持つサイトNetCommonsの主要機能

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SP3-2 マルチメディア教材共有型e-Leaning
【研究グループ代表者 上野晴樹
図1:WebELSのシステム構成

図1:WebELSのシステム構成

融合研究推進のためには、遠隔地の研究者同士がさまざまな資料やデータを共有しながら、自由にミーティングできる環境が必要です。また、成果の研究・教育への広範な有効活用は、研究推進と教育の質の向上の双方にとって効果的です。このような視点に立ち、大学院教育を主とする高等教育向けマルチメディア教材共有型e-Leaningの研究開発と実証実験を進めています。
一般に、大学院レベルの教育においては、教員担当者による研究成果資料、国際会議やシンポジウム等の資料等として作成したWord文書、PP文書、pdf文書、ビデオ資料等を教育コンテンツにしたいというニーズがあります。しかし、これに応えることを主目的に開発されているe-Learning環境は、ほとんど見当たらないのが現状です。また、国内・国際を問わないゼミや研究会等での、PP資料等を使った画面共有型遠隔多地点Internetミーティングへの強い要望も満たされていませんでした。

図2:WebELS ミーティングによる総合研究大学院大学へのタイ受験生のInternetインタビュー

図2:WebELS ミーティングによる総合研究大学院大学へのタイ受験生のInternetインタビュー

そこで、これらの要望に応えるべく研究開発を進めてきたWebELS(Web-Based e-Learning System )を実用的で完成度のシステムとすることを目指して、必要な機能の開発や実利用を通しての評価を行っています。WebELSの主要な特徴は、システム環境に依存しないインプリメンテーションと動作、充分なコンピュータスキルを持たない初心者にも使いやすいユーザインタフェース、グローバルユースを前提とした設計等です。

WEBELS:http://weblsx.ex.nii.ac.jp/

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