平成23年度は SPARC Japan セミナーとして計6回のセミナーを開催し、国立大学図書館協会との共催によるシンポジウムと併せて、531名にご参加いただきました。昨年度に比べると260名ほど少ないのですが、セミナー自体の回数が少なかったことや震災の影響があったのではないかと考えています。
平成15年度から開催している本セミナーは、従来、出版・印刷関係の参加者が多い傾向にありました。しかし、学術機関関係者(大学・大学図書館・公的機関)の参加者は、平成22年度は389名(50%)と過去最高を記録し、平成23年度には320名、参加者全体に占める割合としては60%となりました。今後も様々な方に興味を持って参加していただけるよう努力してまいります。

参加者内訳
セミナーの内容としましては、話題になっているトピックを題材に、その中心で活躍されている海外の方をお招きしてセミナーを開催しました。一例ですが、Mendeley の CEO である Victor Henning 氏や、PLoS ONE の Peter Binfield 氏にご講演をしていただきました。
また、東京を離れて岡山大学と富山大学でセミナーを開催したり、デジタルリポジトリ連合(DRF)の企画協力をいただき、セミナーを開催することが出来たことも、大きな収穫であり、今後のセミナー企画ならびに開催において新風を吹き込むことができるのではないかと期待しています。
企画に携わってくださった方、講師や司会をしてくださった方、参加してくださった全ての皆様に、この場をお借りして感謝いたします。ありがとうございました。

日程 |
開催場所 |
内容 |
講師(敬称略) |
2012年 |
5月25日(金) |
国立情報学研究所 12F 会議室 |
「学術評価を考える」 |
Michiel Kolman(エルゼビア)
広瀬 容子(トムソン・ロイター)
孫 媛(NII) |
6月19日(火) |
国立情報学研究所 12F 会議室 |
「ジャーナルの発展をもとめて ~プラットフォーム移築を中心に~」 |
永井 裕子(UniBio Press)
Deborah Kahn(Publishing Director, BioMed Central)
安河内 朗 (日本生理人類学会) |
8月23日(木) |
国立情報学研究所
20F 講義室 |
「eLife-新たな科学コミュニケーション(仮題)」 |
Mark Patterson(eLife・予定)
他の講演者は調整中 |
(日程調整中) |
国立情報学研究所 |
「平成25 年度科学研究費補助金改革 (仮題)」 |
講演者は調整中 |
10月 (日程調整中) |
国立情報学研究所 |
「Open Access Week」 |
講演者は調整中 |
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