フィッシング

phishingと書きます。釣りを意味するfishingと同じ発音ですが,精巧な(sophisticated)釣りとしてこう書かれます。電子メール等で精巧なエサをまいて被害者を釣ることからきています。最近では,特定の少数を狙ったスピアフィッシングが流行しています。

ヘッダ情報

電子メールの文面の上部(ヘッダ)には,電子メールが送信されたときから受信されるまでに,送信者が指定したか,利用されたコンピュータが追加した様々な情報が記録されています。これらをヘッダ情報と言います。
電子メールソフトやウェブメールでは,from,to,ccのように,送信者が指定したヘッダ情報以外を表示していないものが多いですが,「ソースの表示」機能等により,偽装かどうかを判定するのに必要なヘッダ情報を確認することができます。

出会い系サイト

「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」(通称「出会い系サイト規制法」)により定義されている「インターネット異性紹介事業」が出会い系サイトの法律上の正式な名前です。男女の出会いを目的としているサイトで,掲示板のように参加者にオープンな場所で異性交際を希望するメッセージが投稿でき,投稿を見た人が投稿者に対して1対1のメールやインスタントメッセージを送れる機能を備えているものに限られます。

SSL

SSL(Secure Socket Layer)は,インターネット上の通信を安全に行うためのプロトコル。TCPなどのトランスポート層のプロトコルと,HTTP (Hyper Text Protocol)などアプリケーション層のプロトコルの間で動作する。SSLはもともとNetscape社が開発したプロトコルで,それを改良したTLS (Transport Layer Security)が標準化されているが,それらを総称してSSLと呼ぶことが多い。ウェブのアクセスに用いられるHTTPだけでなく電子メールに用いられるPOP (Post Office Protocol)など広く用いられている。SSLには,暗号化の機能だけでなく,PKI (公開鍵認証基盤)を用いて通信相手を認証する機能がある。ウェブサイトは,信頼される認証局からSSLサーバ証明書の発行を受けてウェブサーバに組み込むことで,そのサイトにアクセスする利用者にサイトの真正性を確認させることができる。

パスワード

本人だとか利用資格がある人だとかというチェックのために,パスワードが使われます。逆に言うと,パスワードを見破られると,他人が成りすますことができてしまうので,パスワードは大事なのです。銀行のカードでは「暗証番号」と言います。本人だというチェックを「認証」と言います。銀行のATMなどでは手のひらや指先の静脈や瞳の模様を使ってチェックする生体認証も使われることがあって,これならば忘れたりなり済ましの心配はなさそうです。

アップグレードとアップデート

例えば Windows XP を Windows Vista にアップグレードする場合はアップグレード(メジャーアップデート)で,Windows Updateの日々の自動更新でバージョンアップされるのがアップデートあるいはセキュリティフィックスです。