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お知らせ
研究データ解析を支援するオンライン教材を開発 ~GakuNin RDMデータ解析機能の利活用を促進、 学認LMSで公開へ~
国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター[注1]およびクラウド基盤研究開発センター[注2]は、研究・教育機関における研究データ解析環境の導入・構築を促進するオンライン教材の提供を7月30日から学認LMS[注3]上で開始しました。この教材は、学部生や大学院生が、NIIが提供するGakuNin RDMとデータ解析機能[注4]を使い、実践的なデータ解析スキルを習得できるよう支援します。あわせてPrincipal Investigator(PI:研究室あるいはプロジェクト等の主宰者)が構築する解析環境と、NIIのデータ解析機能を接続して利用するための教材も提供します。
背景・課題
近年、各研究・教育機関で研究データ管理(RDM)環境の導入・運用が進んでいます。国立情報学研究所(NII)は、研究データをプロジェクト単位で管理するサービス「GakuNin RDM」を提供しており、国内の223機関に導入されています(2026年6月時点)。研究データを解析するデータ解析機能は、GakuNin RDMのオプション機能として2022年から実証実験を開始し、国内の 146 機関に導入されています (2026年6月時点)。一方、GakuNin RDMとデータ解析機能を導入済みの機関でも、まだ機関内での普及が進んでいません。さらに、データ解析機能は外部の計算資源と連携して高度な解析を行えますが、構築・接続に関するノウハウが十分に共有されていません。そこでNIIは、機関内での活用促進と、外部計算資源との連携に必要な知識・スキルの共有を目的に、オンライン教材を開発し、学認LMS上で公開しました。
オンライン教材の概要
GakuNin RDMのデータ解析機能の設定・利用方法を学ぶためのオンライン教材として、以下の2つのオンラインコースを提供します。教材では、研究室の学生が GakuNin RDMとNIIの解析環境(Jupyter)を使って、データ・コード・解析環境をまとめて管理する方法について、シナリオベースで学びます。
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GakuNin RDM 解析機能利用支援コース:ユーザー編
対象:学部生・大学院生・研究者
内容:
- NIIが提供するGakuNin RDMおよびデータ解析機能の設定および利用方法
- NIIが提供する上記環境と外部の計算資源を用いた解析の手順
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GakuNin RDM 解析機能利用支援コース:教員・管理者編
対象:教員、PI、管理者
内容:
- 外部の計算資源とNIIが提供するGakuNin RDMおよびデータ解析機能との接続方法
- 事例で学ぶ GakuNin RDMおよびデータ解析環境を利用した研究室内のデータ継承(図1)
社会的意義・期待される影響
本オンライン教材の提供により、研究データの保存・解析を一つのサービス上でシームレスに実施するための環境の導入、若手研究者のスキル習得が進み、わが国のデータ駆動型研究の促進に寄与することが期待されます。特に、これまで各機関・研究室で個別に行われてきた研究データ解析環境の構築や運用に対して、オンライン教材を通じてデータ解析機能の導入および構築を促すことで、機関間における環境水準の底上げとデータ駆動型研究ができる人材育成の加速につながります。さらに、GakuNin RDMと外部計算資源の連携活用を促進することで、より大規模で高度な研究データ解析につながり、オープンサイエンスの実現および研究データエコシステムの発展に貢献することが期待されます。
GakuNin RDMのデータ解析機能とは?
GakuNin RDM データ解析機能は、GakuNin RDM に置かれた研究データを解析するプログラムを開発・実行できる仮想環境を提供するサービスです。自分専用の研究データ解析環境を最短ボタンひとつで簡単に構築、ブラウザで操作することが可能であり、構築時に指定した Python、R、MATLAB のパッケージが解析環境にインストールされます。なお、本機能は、GakuNin RDMのオプション機能(要申請)として提供されています。
学認LMSとは?
学認LMSは、高等教育機関における共通の教育コンテンツと機関別の受講履歴を提供する学習管理システムです。情報セキュリティ講座や研究データ管理講座を提供しています。学認LMSでは、共通の教育コンテンツの学習環境を提供するだけでなく、関連する学習コンテンツを所属機関の受講者のために提供する自機関限定コースを作成することができるため、組織的に研究データ管理の人材育成に取り組む等に役立てることが可能です。学認LMSご利用に関しては、学認LMSユーザーサポートサイトをご確認ください[注5]。
研究プロジェクトについて
本研究は文部科学省「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」の支援で行われました[注6]。
メディアの皆様からのお問い合わせ先
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
国立情報学研究所
総務部総務企画課 企画・広報チーム
E-mail:media[a]nii.ac.jp
https://rcos.nii.ac.jp/
注2) クラウド基盤研究開発センター
https://ccrd.nii.ac.jp/
注3) 学認LMS
https://lms.nii.ac.jp/
注4) GakuNin RDMのデータ解析機能
https://support.rdm.nii.ac.jp/usermanual/DataAnalysis-01/
注5) 学認LMSユーザサポートサイト
https://contents.nii.ac.jp/lms_support
注6) AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業
https://www.nii.ac.jp/creded/nii_ac_jp_creded.html

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