EPrints 2.3技術文書 - アーカイブ機能の設定


メタデータ入力画面の分割(バージョン2.3.0以降)

メタデータ入力画面を複数の画面に分割したい場合は、metadata-type.xmlファイルの<field>要素に<page name=``foo'' />要素を追加します。

「name」属性はEPrintsに現在どの画面にいるかを知らせるために使用されます。また、入力画面のカスタムタイトルの定義やその画面で入力するフィールドの検証要件を指定するためにも使用されます。

メタデータ入力画面の名前

たとえば、メタデータ入力画面のタイトルは、フレーズ「metapage_title_pagename」から入手します。フレーズは次のピンを持つことができます。

type
現在の投稿物のタイプで、ArticleやBookなどです。

eprintid
現在の投稿物のID番号です。

desc
アイテムの簡潔な記述で、通常はタイトルです。

画面毎の入力データの妥当性検証

入力画面の各フィールドは簡単な妥当性チェックが行われます。たとえば、不正なURLがあるとエラーを発生させて、投稿を中断させます。 しかし、データの除外や依存性の検証など、もっと複雑な検証をしたい場合は、ArchiveValidateConfig.pm設定ファイルを編集して、次のサブルーチンを修正する必要があります。

 sub validate_eprint_meta_page
 {
        my( $eprint, $session, $page, $for_archive )= @_;
        my @problems =();
        return @problems
 }

引数は、$pageが複数の入力画面のうちの検証すべき画面であることを除いて、validate_eprint_metaと同じです。 @problemsには、この画面で入力されたデータで発生した問題を記述するXHTMLオブジェクトの配列です。


投稿機能のカスタマイズ

(未稿)


フィルター機能

(未稿)


検索機能

(未稿)


OAI処理機能

(未稿)


最新ツール

(未稿)


メタデータフィールド表示オプション(バージョン2.3.0以降)

表示オプションはメタデータフィールドをどのように表示するのか(のみ)を決める設定です。ある種の表示オプションは特定のタイプにのみ有効です。

メタデータフィールド設定ファイルにおける設定

表示オプションは、ArchiveMetadataFieldsConfig.pmファイルにあるメタデータフィールドのプロパティとして指定することができ、(置換されなければ)そのフィールドに適用されます。 この場合、オプションは次の例のようにハッシュへのリファレンスです。

 { name => "creators", type => "name", render_opts=>{ order=>"gf" } },

この例では、「creators」フィールドの表示オプション「order」に「gf」を設定しています。

ビューとサイテーションにおける設定

指定したビューあるいはサイテーション以外にはその表示法を適用したくない場合は、ビューとサイテーションにも表示オプションを指定することができます。 たとえば、サイテーションでは次のように指定します。

 @title;magicstop@

ここで、magicstopはブール型のオプションなので、これは次の表現と同じです。

 @title;magicstop=1@

ビューで次のように指定すると、

 "some_date_field;res=year"

日付フィールドの値によるブラウズにおいて、日付を「year」フィールドとみなしてビューを作成します。

利用可能なオプション

ブール型のオプションは、値が設定されていないとデフォルトで真(1)が設定されます。

magicstop
ブール型。textフィールドとlongtextフィールドにのみ適用可。真の場合は、値が「.」、「!」、「?」のいずれかで終わっていない場合、後ろに「.」を追加します。 正しいサイテーションを作成するのに便利です。

noreturn
ブール型。textフィールドとlongtextフィールドにのみ適用可。復帰と改行をすべて空白に変更します。 ある状況下でのみタイトルの後に改行して著者を入力する場合に便利です。

order
「gf」か「fg」。nameフィールドに適用。nameフィールドの表示法を置き換えて、gfは「名, 姓」で、fgは「姓, 名」で表示します。

quiet
ブール型。このオプションが真で、フィールドに値がセットされていない場合、見苦しい「UNSPECIFIED」という表示をせず、単に空文字列を表示します。

res
「day」、「month」、「year」のいずれか。デフォルトは「day」。dateフィールドにのみ適用可。 日付を処理する場合の粒度です。たとえば、@foo;res=year@の場合は、常に「foo」フィールドの年部分のみを表示します。

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