EPrints 2.3技術文書 - export_hashesコマンド



名前

export_hashes - アーカイブのすべてのドキュメントのハッシュ値をエクスポートする


概要

export_hashes archiveid [options] [filename]


説明

EPrintsのドキュメントが変更されるたびに、各ファイルのハッシュが含まれる.xshファイルが新規に作成される。 このコマンドはこれらの.xshファイルの各々についてのハッシュを作成し、これを持つスーパー.xshファイルを作成する。

ファイル名が指定されない場合は、標準出力に出力する。

作成されたXMLファイルは安全な場所に保管する。 このファイルのMD5を作成し、これを作成した日に確かにそれを持っていたことを証明する何かをすることができる。

たとえば、全国紙の小さな広告スペースにそれを公開するなど。

これで、あなたはその日export_hashesコマンドにより出力されたファイルを持っていたことを証明するMD5をその日に持っていたことを証明できる。 そのファイルにあるMD5は指定されたドキュメントの.xshファイルをあなたが持っていたことを証明する。.xshファイルは指定されたドキュメントファイルをあなたが持っていたことを証明するに違いない。

これはすべて、MD5を逆方向に行って解読する方法を誰も知らないことを仮定している。また、今のところ判例も存在しない。

以上が、これが実験段階の機能である理由である。


引数

archiveid
対象となるEPrintsアーカイブのID。

filename
出力するファイル名。省略すると標準出力に出力する。


オプション

--help
簡単なヘルプメッセージを出力して、終了する。

--man
完全なマニュアルページを出力して、終了する。

--quiet
エラーが生じない限りすべての出力を抑制する。

--verbose
現在何を行っているかを詳細に説明する。よくわかるように説明が繰り返される場合がある。

--version
バージョン情報を出力して、終了する。

--all
最新ファイルだけでなく各ドキュメントのすべての.xshファイルのハッシュを出力する。これは時間がかかるが、定期的に出力するべきである。


著者

このコマンドはEPrints2システムの一部である。EPrints2は、Christopher Gutteridgeにより開発された。


バージョン

EPrintsのバージョン: 2.3.6


連絡先

詳細な情報が必要な場合は、http://www.eprints.org/を参照のこと。メーリングリストに関する情報などがある。

Chris Gutteridgeに連絡を取る場合はsupport@eprints.orgにメールする。

何らかの理由があって郵便で連絡を取る必要がある場合、EPrintsの連絡先は次のとおりである。

 EPrints c/o Christopher Gutteridge
 Department of Electronics and Computer Science
 University of Southampton
 SO17 1BJ
 United Kingdom


著作権

このファイルはGNU EPrints 2の一部である。

Copyright(c)2000-2004 University of Southampton, UK. SO17 1BJ.

EPrints 2はフリーソフトウェアである。フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation, FSF)が公表しているGNU一般公衆利用許諾契約書(バージョン2か、希望によってはそれ以降のバージョンのうちのどれか)の定める条件の下で、EPrints 2を再配布または変更することができる。

EPrints 2は有用であることを願って配布されているが、*まったくの無保証*である。 商業可能性の保証や特定の目的への適合性は、言外に示されたものも含めまったく存在しない。詳しくはGNU一般公衆利用許諾契約書を参照のこと。

EPrints2と一緒にGNU一般公衆利用許諾契約書の複製物を受け取ったはずである。もし受け取っていない場合は、フリーソフトウェア財団まで請求のこと。
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