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Open Archives Initiative Object Reuse and Exchange |
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オープン・アーカイブズ・イニシアティブのオブジェクトの再利用と交換(OAI-ORE)プロジェクトは、Webリソースの集合体を記述、交換するための標準を定義する。本文書は、OAI-ORE標準を構成するOAI-ORE仕様書とユーザガイド文書における未解決の問題を一覧表にしたものである。
以下の話題は、ベータリリースを公開する前にORE技術委員会で議論するべき議題である。
すべての集合リソースを明示的に列挙しない集合体という概念を扱うためのOREデータモデルの拡張に対して大きな関心がもたれている。これはおそらくURIテンプレートメカニズムを必要とするだろう。
OREは特定の語彙を望ましいものとして選択または普及していくべきか否か。
以下の問題は、現バージョンのOAI-ORE仕様書とユーザガイド文書において言及されており、未だ解決されていないものである。各節は対象となる文書について言及しているが、2つ以上の文書に登場する問題も存在する。
本仕様書では以下の項目について言及すべきである。
リソースマップにおける付加的関係を含める方法の記述が必要である。
RDFaに関するより完全な記述と例が必要か。
RDFaにおけるURIの例を追加する。
リソースマップにおける付加的関係をRDFaに含める方法の記述が必要である。
HTMLは、リソースマップや対象リソースにリンクするための適当な属性をA要素やIMG要素に提供していない。この節では、A要素とIMG要素に新しい属性を追加する(これはその他の点では妥当なHTML文書を不正なものにする)か、既存の属性を別の目的で使用することを提案する。
ore:analogousTo の定義を明確にする必要がある。
リソースマップで表現されるRDFグラフに、既に述べた接続性以外にもいくつか制約を加える必要がある。たとえば、述語 ore:describes と ore:aggregates の使用は、おそらくリソースマップを示しているノードに直接つながる1つのサブグラフに制限されるべきであり、それにより1つのリソースマップでネストした集合体を表現できないようにするべきであろう。
本文書は、オープン・アーカイブ・イニシアティブの成果です。OAIオブジェクトの再利用と交換プロジェクトへは、アンドリュー・M・メロン財団、Microsoft社、全米科学財団から資金をご提供いただいています。さらに、ネットワーク情報連合からもご支援をいただいています。
本文書は、OAI-ORE技術委員会(ORE-TC)の会議に基づいています。会議にはOAI-OREリエゾングループ(ORE-LG)も参加しています。ORE-TCの委員は、次のとおりです。Chris Bizer(ベルリン自由大学)、Les Carr(サウサンプトン大学)、Tim DiLauro(ジョンホプキンス大学)、Leigh Dodds(Ingenta)、David Fulker(UCAR)、Tony Hammond(Nature出版グループ)、Pete Johnston(Eduserv財団)、Richard Jones(インペリアル・カレッジ)、Peter Murray(OhioLINK)、Michael Nelson(オールドドミニオン大学)、Ray Plante(NCSAおよび国立仮想天文台)、Rob Sanderson(リバプール大学)、Simeon Warner(コーネル大学)、Jeff Young(OCLC)。ORE-LGの委員は次のとおりである。Leonardo Candela(DRIVER)、Tim Cole(DLF AquiferおよびUIUC図書館)、Julie Allinson(JISC)、Jane Hunter(DEST)、Savas Parastatidis(Microsoft)、Sandy Payette(Fedora Commons)、Thomas Place(DAREおよびティルブルグ大学)、Andy Powell(DCMI)、Robert Tansley(Google, Inc.およびDSpace)
また、OAI-ORE諮問委員会(ORE-AC)のご意見にも感謝いたします。
本文書は、Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported Licenseによりライセンスされている。