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Open Archives Initiative Object Reuse and Exchange |
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オープン・アーカイブズ・イニシアティブのオブジェクトの再利用と交換(OAI-ORE)プロジェクトは、Webリソースの集合体を記述、交換するための標準を定義する。本文書は、序論とOAI-ORE標準を構成する仕様書とユーザガイドの一覧を提供する。
リソースマップ概要
Atomによるリソースマップの実装
RDF構文によるリソースマップの表現
リソースマップの発見
OREユーザガイドおよび仕様書におけるすべての未解決の問題をまとめた。
1. はじめに
2. ユーザガイド
3. 仕様書
4. その他のリソース
5. 参考文献
World Wide Webは、http://www.openarchives.org/ore/0.2/toc(この文書のオリジナル)のようなURIで識別されるリソースと呼ばれる情報のアトミック単位の概念の上に構築されている。これらのアトミック単位に加えて、リソースの集合体も通常、それ自体が情報の単位である。これらの集合体の例には次のようなものがある。
これらの集合体に実体を関連付け、機械可読な方法で記述するメカニズムは、人間と機械の両Webエージェントに集合体が見えるようにする。これは多くのアプリケーションや状況で役に立つだろう。例えば、
ORE仕様書を使用する際に必要な情報や指針を実装者に提供するいくつかのユーザガイド文書が存在する。OREモデルの入門とこれに準拠したリソースマップの作成法はOREユーザガイド - リソースマップ概要で提供されている。OREユーザガイド - Atomによるリソースマップの実装は、リソースマップをAtomフォーマットで作成する方法に関する実用的な詳細情報やアドバイスを提供する。
ORユーザガイド - リソースマップの発見は、自動化エージェントやブラウザがリソースマップを発見できるようにするための数多くの方法を紹介し、解説する。
OAI-OREの仕様は、ORE仕様書 - 抽象データモデルで詳細に記述されているOREモデルに基づいている。OREモデルは、リソースの集合体に実体を関連付けることを可能にし、それらの構造とセマンティクスルを表明するリソースマップを導入している。
OREモデルは、既存のセマンティックWeb語彙の用語を数多く使用し、モデル独自の新用語を若干導入している。これらの用語はORE仕様書 - 語彙に記述されている。
リソースマップの最初のシリアル化フォーマットは、Atomプロファイルであり、ORE仕様書 - Atomリソースマッププロファイルに記述されている。ただし、OREモデルはRDFで表現されているので、RDFをシリアル化することができる任意のフォーマットでリソースマップをシリアル化することも可能である。Atom XMLからRDF/XMLへのGRDDLクロスウォークが提供されている。これらの仕様書の後のリリースでは他のシリアル化を記述できることを期待している。
その他のリソースとしてAtomによるOREリソースマップのバリデータ、AtomリソースマッププロファイルのためのSchematronスキーマとAtom XMLからRDF/XMLへのGRDDLクロスウォークがORE仕様書 - Atomリソースマッププロファイルに記述されている。
このページの右上に表示されているOREのロゴは、様々なサイズや小さなアイコンとして使用するのによりふさわしい形のものが提供されている。これについては、OREロゴのページに記述されている。
語彙文書にリストアップされているORE独自要素で使用されている名前空間は、RDF名前空間の文書 http://www.openarchives.org/ore/terms/
に記述されている。
本文書は、オープン・アーカイブ・イニシアティブの成果です。OAIオブジェクトの再利用と交換プロジェクトへは、アンドリュー・M・メロン財団、Microsoft社、全米科学財団から資金をご提供いただいています。さらに、ネットワーク情報連合からもご支援をいただいています。
本文書は、OAI-ORE技術委員会(ORE-TC)の会議に基づいています。会議にはOAI-OREリエゾングループ(ORE-LG)も参加しています。ORE-TCの委員は、次のとおりです。Chris Bizer(ベルリン自由大学)、Les Carr(サウサンプトン大学)、Tim DiLauro(ジョンホプキンス大学)、Leigh Dodds(Ingenta)、David Fulker(UCAR)、Tony Hammond(Nature出版グループ)、Pete Johnston(Eduserv財団)、Richard Jones(インペリアル・カレッジ)、Peter Murray(OhioLINK)、Michael Nelson(オールドドミニオン大学)、Ray Plante(NCSAおよび国立仮想天文台)、Rob Sanderson(リバプール大学)、Simeon Warner(コーネル大学)、Jeff Young(OCLC)。ORE-LGの委員は次のとおりである。Leonardo Candela(DRIVER)、Tim Cole(DLF AquiferおよびUIUC図書館)、Julie Allinson(JISC)、Jane Hunter(DEST)、Savas Parastatidis(Microsoft)、Sandy Payette(Fedora Commons)、Thomas Place(DAREおよびティルブルグ大学)、Andy Powell(DCMI)、Robert Tansley(Google, Inc.およびDSpace)
また、OAI-ORE諮問委員会(ORE-AC)のご意見にも感謝いたします。
AtomとOREを大いに調査していただいたロスアラモス国立研究所のデジタルライブラリ研究および試作チームのLyudmilla Balakireva、Ryan Chute、Stephan Drescher、Alberto Pepe、Zhiwu Xieにも感謝いたします
本文書は、Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported Licenseによりライセンスされている。