NIIテクニカル・レポート (NII-2005-008J)

タイトル 科学研究費補助金採択研究課題数による大学の研究活性度の調査研究−2003年度(平成15年度)版− V.特別研究員奨励費編
著者名 光田好孝、野村浩康、前田正史、前橋 至、 根岸正光、柴山盛生、西澤正己、孫 媛、杉田茂樹
概要  科学研究費補助金は、わが国で最も古い大学等の研究者に対する研究費の提案・公募型の研究費配分制度であり、申請領域においてピアレビューにより割り当てられる。  学術研究・科学技術の発展により、科学研究費の申請分野細目表は5年ごとに見直されることになっている。2002年度の中期には細目表の大改訂がおこなわれ、2003年度の申請より適用されている。  本編は細目表改訂後にあたる2003年度版の第5篇、特別研究員奨励費編であり、一連の最終編である。他の研究種目に関しては、第1編で人文社会系編、第2編で理工系編、第3編で生物系、第4編で総合・新領域系および大型研究費編がすでに公表されている。  活発な若手研究者を育成する目的で日本学術振興会には特別研究員制度があり、この特別研究員に採択された者には同時に研究奨励のために科学研究費補助金の特別研究員奨励費が付与される。それゆえ、この特別研究員奨励費に採択された数は各大学の若手研究者の候補の数に対応し、同時に各大学における若手研究者への教育の役割の程度を示す指標となる。2003年度の採択課題数は大学および研究所ごとに細目表に従ってまとめ、以前に報告した1998-2002年度の結果との比較を行った。ここでは国立基幹大学および大規模私立大学、特に旧帝大が依然若手研究者の育成重要な役割を演じているという結果になっている。
言語 日本語
公開日 2005年4月4日
ページ数 42頁
PDFファイル 05-008J.pdf



ISSN:1346-5597
NIIテクニカル・レポート
国立情報学研究所