「引用文献索引データベース」と「ISTPデータベース」のサービス開始

 

 NACSIS-IRでは,論文間の引用・被引用関係を収録し,ある論文を起点としてつぎつぎと引用をたどることができる「引用文献索引データベース」と,国際的な会議録についての索引・抄録情報を収録した「ISTPデータベース」のサービスを平成12年1月から開始しましたので,その概要などをお知らせします。

1.引用文献索引データベース

(1)収録対象

 理工学分野の学会誌・論文誌に掲載された論文の,著者名,標題等の書誌事項と引用文献の情報を収録。

(2)収録範囲,収録件数

 1995年発行以降の雑誌掲載論文を収録,サービス開始時の件数は約60,000件。

(3)収録項目

 著者,著者所属,標題,掲載誌名,巻号,ページ,引用文献著者名,引用文献掲載誌名,引用文献掲載巻号,引用文献掲載ページ

(4)呼び出しコマンド

 「CJP」

(5)サービス範囲

 利用者T,利用者Uの方ともご利用になれます。

2.ISTPデータベース

(1)収録対象

 世界各国で発行される会議録に収録された会議発表の索引と抄録情報をデータベース化したもので,Index to Scientific & Technical Proceedings誌に対応します。

 本データベースは,これまでの「ISTP&Bデータベース」(収録範囲:1982年〜1998年)に続くもので,データベース作成者である米国Institute for Scientific Information社が,1999年1月からISTP&Bデータベース中の共著図書収録論文の索引情報を収録対象としなくなったことや,新たに抄録を収録したなどの変更があったことにより,別データベースとしてサービスを行います。

 今後もISTP&Bデータベースはご利用いただけますが,更新は行いません。1999年以降の最新情報はISTPデータベースに収録されることになります。

(2)収録範囲,収録件数

 1999年以降のデータを収録。サービス開始時の件数は170,000件。

(3)収録項目

 会議名,開催地,開催日付,開催者,著者名,著者所属,標題,抄録,出版事項,ISBN,ISSN,主題分類など

(4)呼び出しコマンド

 「ISTP」

 (これに伴い,従来のISTP&Bの呼出コマンドを「ISTPB」に変更します。)

(5)サービス範囲

 利用者Tの方のみご利用になれます。

3.利用料金

 データベースに接続している時間に対して……50円/分

 検索された文献について,その書誌情報あるいは抄録等を端末に出力した件数に対して……13円/件(利用にかかる経費は,各データベースの利用額の合計額にその5%を加算した額となります)

 データベースの内容,利用方法などについては,当センターのホームページをご覧ください。

(データベース課)


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