電子メールサービス(NACSIS-MAIL)および関連サービスの終了

(平成12年10月末日予定)

 このたび,本センターでは,現在サービス中の「電子メール」,「電子掲示板」,「ネットワークニュース」について,平成12年10月末日をもって終了することとした。

 その理由は,近年の急速なインターネットの発展をベースとした「インターネットメール」の世界的規模での普及に伴って,本センター「電子メール」および「関連サービス」の利用が著しく減少していることによる。

 ここ数年,「インターネットメール」の普及は目覚しく,本センター利用者の所属機関である大学および研究所などにおいては,とりわけ顕著である。短期間に普及したのは,本センターの運用するSINETの拡充および大学などにおけるLANの構築,インターネット民間プロバイダーの出現などのネットワーク・インフラの整備・充実のほか,パソコンの普及と機能の高度化も大きな要因である。電子メールの場合でも,ラインモードからグラフィカルなユーザインターフェースへの進化,画像や音声データを併せて送受信できるマルチメディア化の実現,さらにメール交換は国内・国外を問わないなど,使い勝手や機能が著しく向上しており,今や「インターネットメール」は電子メールの事実上の世界的標準となりつつある。

 しかし,「インターネットメール」の管理・運用は,これまで本センターが運用してきた「MHS(Message Handling System)方式」でのホストコンピュータによるセンターシステムと異なり,ネットワーク上の各機関や組織が個別に行うシステムで,一機関がサービスするものではない。

 このような状況に鑑み,本センターとしては,冒頭に記したとおりの決定に至った次第である。このため,利用者の皆様には,今後,「インターネットメール」への移行をお願いすることになるが,現在所属されている機関・組織でのネットワーク環境や利用条件によりいくつかの移行方法が考えられる。本文末尾にその問合わせ先を示しているので,ご活用ください。

 なお,インターネットは,日々刻々と進歩,発展しており,本センターの電子メールおよび関連サービス終了までの間には,「インターネットメール」へ移行のための新たな方法が出現することも大いに期待できる。これについては,本センターの知る限り速やかにお知らせし,利用者の皆様に過分な負担をお掛けすることのないよう,今後とも努めてゆく所存である。

 以上のことについて,何卒,ご了承願いたい。

本件についてのお問い合わせなどは,下記のメール送り先名称または利用者番号により電子メールで受け付けている。

 「学術情報センター/ユーザ/サービス」または「-UID Z00690」

 また,既にインターネットメールが利用可能な場合は,: gyoum@simail.ne.jpでも受け付けている。

(システム管理課)


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