大学等における情報発信に関するワークショップの開催報告

 学術情報センターでは,「大学等における学術情報発信の取り組み事例」および「大学等における学術情報発信の今後と学術情報センターとの連携協力の在り方」をテーマとして,平成11年3月11日に茗渓会館(文京区)でワークショップを開催した。

 当センターの柿本事業部長から,ワークショップ開催の趣旨と大学等における情報発信の重要性について説明があり,引き続いて各機関における事例をテーマとして,次の講演が行われた。

1.電子ジャーナルを中心とした学術情報の共同利用の試み

  長岡技術科学大学附属図書館 豊田裕昭目録情報係長

2.電子図書館の運用

  京都大学附属図書館 山田周治システム管理掛長

3.コラボレーションセンター(機能集中型研究融合施設)の構築に向けて

  滋賀医科大学附属図書館 白木俊男マルチメディア係長

4.分散データベースの共同構築

  島根大学附属図書館 加本純夫情報システム係長

5.研究者総覧データベース

  九州大学附属図書館 古賀幸成電子情報掛長

6.学内資料電子化のためのアカウンタビリティ

  熊本大学附属図書館 甲斐重武電子情報係長

7.国立民族学博物館における新しい情報提供システム

  国立民族学博物館 平元健史情報システム課長

 全国61大学から主に図書館関係者62名の参加があった。参加者は,身近で興味深い内容に熱心に耳を傾け,質疑応答や講演の合間にも,盛んに情報交換が行われた。

大学等を取り巻く学術研究に関する情報発進の今後の在り方と,それに情報関連担当者がどのように関わって行くべきかを考えるに当たって,今回のワークショップが大きな契機となることが期待される。

(システム管理課)


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