北京日本学研究センター図書資料館の

情報化推進のための事前調査の実施

1.目的

 北京日本学研究センターは,国際交流基金と中国国家教育委員会が協力して北京外国語大学内に設置した組織であり,国際交流基金の支援のもとに中国における日本研究の中核的な役割を担っている機関である。

 この調査は,国際交流基金と北京外国語大学および北京日本学研究センターの要請を受けて実施した。北京日本学研究センターを,中国内の日本情報に関する研究交流の拠点として位置づけ,今後中国と日本との間の研究情報の流通促進を図ることにより,日本国内の研究者からの中国内にある研究情報への利用要求に対応することを目標としている。

2.概要

 以下の内容で調査を実施した。

(1)日程:平成10年4月10日〜18日

(2)調査項目

    北京日本学研究センター図書資料館における,目録,貸出業務などの現状

    中国国内の学術研究ネットワークの状況

    中国国内の大学図書館における業務機械化の現状

 なお,この調査結果は,平成10年5月14日〜15日に軽井沢高等セミナーハウスで開催された「北京日本学研究センター情報化支援ワークショップ」において報告され,報告書が国際交流基金に提出された。

(ネットワーク課)


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