新目録所在情報システムの開発状況

1.新目録システム(新CAT)のサービス開始

 平成9年1月の総合目録データベースのサーバ移行に続き,平成9年4月1日から新CAT用サーバー(CATP サーバー)を公開しています。このサーバーは,主に新CATの開発を行うメーカーや図書館が開発テストに使用しており,すでに数社がこのサーバーを利用して新CATクライアントの開発を行っております。利用にあたっては,あらかじめ利用申請が必要です。利用申請の方法については,次項に示すホームページを参照してください。

 今後,各メーカーの開発の進捗をみて,業務用および教育用のサーバーを公開してゆく予定です。

2.新目録所在情報システム関係の公開情報

 新CATでは,CATPというプロトコルを採用することにより,従来のシステムより自由度の高いインターフェースを開発することが可能となりました(センターニュース39号p.59)。このCATPの仕様や新CATなどに関する情報を,次の目録情報課ホームページで公開しています。図書館での開発や今後の対応の検討などにご活用下さい。

 http://www.cat.op.nacsis.ac.jp/INFO/newcat/index.html

3.図書館などの対応状況

 現状での図書館の新CATへの対応状況を把握するため,平成9年4〜5月に「目録所在情報サービスに関するアンケート調査」を実施しました。このアンケートでは,現行サービス接続館の現状システム(図書館システム,ネットワーク環境など)と今後の計画に関して回答をいただきました。

 早くも平成9年度から新CAT対応を予定している図書館もありましたが,「新CATの具体像がみえないので対応は未定」との回答が大半を占める結果となりました。センターとしては,今後説明会などを開催してより一層の広報を図るとともに,新システムの普及に向けて図書館および開発メーカーに協力を要請する予定です。

4.平成9年度の開発予定

 平成9年度は,新CATの改善に加えて新ILLシステムの開発を行い,順次,仕様の公開,新ILLサーバーの公開などをしてゆく予定です。

http://www.cat.op.nacsis.ac.jp/INFO/newcat/index.html

(目録情報課)


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