「古文書目録データベース」のサービス開始
東京大学史料編さん所が作成する「古文書目録データベース」を同所の協力・提供
をうけ,NACSIS-IRによるサービスを平成7年4月1日(土)から開始します。
1.概要
- (1) 収録対象
- 東京大学史料編さん所が所蔵する史料複本(影写本,謄写本,写本,写真帳,
刊本など)に収録された古文書の目録。
- (2) 収録範囲,収録件数
- 当初は,東大寺文書のうちの寺外所在分(東大寺図書館以外に所在する分)を
収録,件数は約3,000件。東京大学史料さん所におけるデータ提供準備が整い次第,
順次収録範囲の拡大を行う予定です。
- (3) 収録データ項目
- 古文書の記載内容(文書名,年月日,差出,宛所,端裏書,書出,書止,
人名,寺社名,地名,職名,件名など),古文書の形態など。
古文書の記載内容については,文字列(1文字から最大5文字まで)による検索
が可能です。
- (4) 呼出しコマンド
- KOMONJO
2.利用方法
データベースの内容および利用方法などについては,「NACSIS-IRデータベース
シート(KOMONJO)」をご覧ください。
3.利用料金
データベースを呼び出す都度・・・30円/回
なお,利用に係る経費は,各データベースの利用額の月毎の合計にその3%を加
算した額となります。
4.その他
東大寺文書のうち,東大寺図書館所蔵分については,奈良国立文化財研究所編
「東大寺文書目録(全6巻)」(同所発行),および同目録をもとに国立歴史民俗
博物館においてデータベース化された「東大寺文書目録データベース」が存在しま
す。
(問い合わせ先: 国立歴史民俗博物館 資料課情報処理係
ダイヤルイン 043-486-6485)
(データベース課)
学術情報センターニュース第31号 p.10(平成7年3月17日発行)