目録情報の基準 第5版 (案)

このマニュアルは、CAT2020に対応した『目録情報の基準 第5版』の案である。現行の業務に、このマニュアルを適用してはならない。


[目次]
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8.3 統一標目形

 統一標目形(HDNG)は,その著者名典拠データの記録対象を示す名称である。

 統一標目形には,書誌データの著者標目の形及び表記の統一と,他の標目との区別に必要な事項が含まれる。

8.3.1 統一標目形の構成

 統一標目形は,名称及び付記事項からなる。

 また,日本名の場合は名称のヨミ,中国名の場合は名称のヨミ及び名称のその他のヨミが付加される。韓国・朝鮮名については,漢字表記を採用する場合,ハングルヨミが付加される。ハングル表記の場合,必要があれば,ハングルヨミが付加される。

8.3.2 統一標目の形

解説(目録規則適用基準)

 目録規則の適用は,以下の基準による。基準に基づいて選択した目録規則によって作成した著者名典拠データに対しては,データ修正時にも,適用する目録規則を変更しないことを原則とする。

・個人名
著者がその各著作の原版で用いている主な言語が日本語,中国語又は韓国・朝鮮語である場合は,NCRを適用する。その他の言語の場合は,AACR2を適用する。
主な言語が判明しない場合は,初出(総合目録データベースにおいて)の著作の言語によって決定する。
・団体名,会議名
著者が単一の公用語を用いている場合は,その言語が日本語,中国語又は韓国・朝鮮語であればNCRを適用する。その他の言語であればAACR2を適用する。
公用語が単一であるか否か不明の場合は,主たる言語と判断できるものがあればその言語が単一の公用語であるとみなす。
公用語が複数の場合は,そのうちの1つに日本語があればNCRを,そうでなければAACR2を適用する。
公用語が不明の場合は,初出(総合目録データベースにおいて)の著作の言語によって決定する。

8.3.3 他の目録規則による標目の形

 統一標目形を決定する際に適用しなかった目録規則(NCRの適用時にはAACR2,AACR2の適用時にはNCR)に基づく標目の形が必要な場合は,著者名典拠データのSFフィールド(から見よ参照)にその標目の形を記録する。

 このとき,他の「から見よ参照」と区別するために,データの先頭に統一標目形フラグ「*」を記録する。

解説(統一標目形と和書系・洋書系標目の関係)

 目録システムにおける著者名典拠データは,和洋の区別をせず,1著者1データを原則としている。

 また,統一標目形については,日本名,中国名,韓国・朝鮮名は原則としてNCR,それ以外の外国名はAACR2に基づいて作成する。

 JPMARC等ではNCRに従って「アメリカ図書館協会」や「国際連合」という標目の形を採用することが予想されるが,本基準では,これらの統一標目形はAACR2に従って「American Library Association」や「United Nations」とせざるをえない。

 このように,適用する目録規則によって標目の形が異なる場合は,統一標目形を決定する際に適用しなかった目録規則に基づく標目の形の前に統一標目形フラグ「*」を付してSFフィールドに記録することにより,他機関作成データとの互換性等の設定が可能である。

8.3.4 統一標目形の表記

解説(中国語,韓国・朝鮮語の名称のヨミ)

 中国語で表記される名称については,NCRに基づきヨミを付ける場合,韓国・朝鮮語の名称について,ハングルでヨミを付ける場合,以下の基準に従う。

1.中国語表記の標目形については,母国語読みがカタカナで表記されていなくとも,母国語読みがよく知られており,その発音を基にした日本語のカタカナ表記が読みとして参考資料等で確定している場合,当該カタカナ表記をヨミとする。
2.韓国・朝鮮語名称の漢字で表記された標目形については,母国語読みがハングルで表記されていなくとも,ハングル表記が参考資料等で確定している場合は,ヨミをハングル表記する。ハングル表記の団体著者名を標目形とする場合,分かち書きしたハングルヨミを付ける。
3.中国語で表記される名称については,当該ピンイン表記を「その他のヨミ」として記録することができる。
(例)林, 志浩||リン, シコウ||lin, zhi hao (lin, zhi haoがその他のヨミ)


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