目録情報の基準 第5版 (案)

このマニュアルは、CAT2020に対応した『目録情報の基準 第5版』の案である。現行の業務に、このマニュアルを適用してはならない。


[目次]
[前ページ] 2.1 データセット構成
[次ページ] 2.3 所蔵データセット

2.2 書誌データセット

 書誌データセットは,参加組織の共有データセットであり,資料の書誌情報を管理するためのものである。

 書誌データセットには,図書書誌データセット(BOOK及びPREBOOK),雑誌書誌データセット(SERIAL)がある。これらのデータセットには,それぞれ,本基準2.2.1によって区分される資料の書誌情報を収録する。

2.2.1 図書と逐次刊行物

 本基準において図書とは,いわゆる図書及びパンフレット等の印刷資料には限定せず,さまざまな資料形態の単行資料全てのことをいう。また,逐次刊行物とは,資料形態の種別にかかわらず,終期を予定せずに逐次刊行される資料全てのことをいう。両者の区別は,対象となる資料の刊行方式にのみかかわる。なお,本基準においては,逐次刊行物を雑誌とも呼ぶ。

 モノグラフシリーズ等,両者の境界領域の資料は,双方のデータセットにデータを作成することが望ましい。すなわち,図書データセットに一つ一つのモノグラフのデータを,また,雑誌データセットにモノグラフシリーズ全体のデータを作成する。

 ただし,境界領域の資料について,参加組織が一方のデータのみを作成する場合は,以下の基準によることができる。

解説(図書書誌データセットと雑誌書誌データセットの違い)

 図書書誌データセットにおいては,個々の巻号の単位がデータ作成単位となる。

 一方,雑誌書誌データセットにおいては,データ作成単位は逐次刊行物書誌単位であり,個々の巻号の情報は記録されない可能性が高い。

 従って,境界領域の資料の個々の巻号に固有のタイトルが存在する場合,個々の巻号の単位の書誌情報の記録・検索を保証するために,図書扱いが望ましいことになる。

2.2.2 書誌データ

 書誌データは,資料についての書誌的記録である。

 書誌的記録とは,資料のタイトル,著者,版等の記録であり,これによって,他の資料との区別や,同一であることの確認を行うためのものである。

(1)データ作成単位
 図書書誌データセットにおいては,出版物理単位ごとにデータを作成する。一つの資料に対して,最上位の書誌単位のデータと最下位の書誌単位のデータを作成することができるが,最上位の書誌単位のデータの作成は任意である。

 雑誌書誌データセットにおいては,出版物理単位毎ではなく,逐次刊行物のタイトル単位のデータのみを作成する。

(2)情報源
 書誌データは,原則として,各参加組織が所蔵する記述対象資料に基づいて作成する。
(3)他のデータとの関係
 図書書誌データは,シリーズとその個々の資料の関係等を示すために,他の書誌データとの間にリンクを形成することができる。

 また,雑誌書誌データは,タイトル変遷関係を示すために,タイトル変遷データとの間にリンクを形成する。

 書誌データは,著者標目の管理を行うために,著者名典拠データとの間にリンクを形成することができる。

 また,図書書誌データは,統一タイトル標目の管理を行うために,統一書名典拠データとの間にリンクを形成することができる。

 書誌データは,個々の資料の所蔵状況を示すために,所蔵データとの間にリンクを形成する。ただし,図書書誌データセットのうち,PREBOOKデータセットの書誌データは,所蔵登録をすることでBOOKデータセットに移行するため,対応する所蔵データが存在しない。


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