目録システムコーディングマニュアル(案)

このマニュアルは、CAT2020に対応したコーディングマニュアルの案である。現行の業務に、このマニュアルを適用してはならない。


[目次]
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[次ページ]2.2.7 NOTE

2.2.6 CW

2.2.6A 〔形式〕

CW 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
(Group Field)
内容著作注記
選択 可変長    128
   巻冊次又は章番号等 (選択) (可変長) (1024バイト) (1)
著作単位のタイトル又は章タイトル等 (必須1)
責任表示 (選択) (可変長) (256バイト) (1)
著作単位のタイトル又は章タイトル等のヨミ (選択) (可変長) (256バイト) (1)
著作単位のタイトル又は章タイトル等のその他のヨミ (選択) (可変長) (256バイト) (2)

2.2.6B 〔記述文法〕

記述文法については、「付録6.1 図書書誌データの記述文法」を参照のこと。
ただし、CWフィールドについては、必ずしも記述文法に従わなくてもよい。

2.2.6C 〔フィールド内容とデータ要素〕

C1

 CWフィールドには、構成部分である著作単位について、巻冊次、タイトル、責任表示、タイトルのヨミ及びタイトルのその他のヨミをデータ要素として記録する。

C2

 巻冊次には、出版物理単位の呼称を記録する。
 タイトルには、構成部分である著作単位のタイトルを記録する。
 責任表示には、当該タイトルにかかわる責任表示を記録する。
 タイトルのヨミには、当該タイトルのヨミを記録する。
 ただし、タイトルのその他のヨミについては、本項では取り扱わない。関連する各コーディングマニュアル等を参照のこと。

C3

 CWフィールドには、目次情報を記録することができる。

2.2.6D 〔データ記入及び記入例〕

D1

 巻冊次は、当該巻冊次に対応する一番最初の著作単位を記録するフィールドの先頭に記入する。
 このとき、VOLフィールドに記録した巻冊次の名称を、CWフィールドに記入する。

 責任表示がない場合

VOL:1
TR:詩歌ノート / 北原白秋著||シイカ ノート
PHYS:200p ; 21cm
CW:1: 邪宗門ノート||ジャシュウモン ノート
CW:思ひ出ノート||オモイデ ノート

 責任表示がある場合

VOL:1
TR:印度の仏教 / 中村元 [ほか] 編||インド ノ ブッキョウ
PHYS:429p ; 22cm
CW:1: 原始仏教思想論 / 木村泰賢著||ゲンシ ブッキョウ シソウロン
CW:根本仏教 / 柿崎正治著||コンポン ブッキョウ

D2

 タイトル関連情報、並列タイトル、並列責任表示を伴う場合は、タイトルと並列タイトル、責任表示と並列責任表示とをそれぞれひとまとまりとし、間にスラッシュ( / )を記録する。タイトルと並列タイトル、責任表示と並列責任表示との間には、イコール( = )を記録する。

TR:技術・魔術・科学 / 坂本賢三 [ほか] 著||ギジュツ・マジュツ・カガク
PHYS:375p ; 22cm
CW:人間と技術 : 技術の発生と展開 / 坂本賢三著||ニンゲン ト ギジュツ : ギジュツ ノ ハッセイ ト テンカイ
CW:技術概念の成立 / 森俊洋著||ギジュツ ガイネン ノ セイリツ
CW:呪術・魔術の伝統 : プラトンの魔術 / 大沼忠弘著||ジュジュツ・マジュツ ノ デントウ : プラトン ノ
 マジュツ
CW:ヘルメス思想の源流 : 「アスクレピオス」の自然哲学とその周辺 / 柴田有著||ヘルメス シソウ ノ
 ゲンリュウ : 「アスクレピオス」 ノ シゼン テツガク ト ソノ シュウヘン
CW:憂国 = Patriotism / 三島由紀夫 [著] = Yukio Mishima||ユウコク = Patriotism

D3

 2番目以降の責任表示を伴う場合は、TRフィールドの記述文法に準じて展開する。(→ 2.2.1 TR)

TR:スイス十九世紀短篇集 / スイス文学研究会編||スイス ジュウキュウセイキ タンペンシュウ
PHYS:343p ; 20cm
CW:奇妙な下女エルジー / J.ゴットヘルフ著 ; 田中泰三訳||キミョウナ ゲジョ エルジー
CW:ハートラウプ / G.ケラー著 ; 石井不二雄訳||ハートラウプ
CW:ペスカラの誘惑 / C.F.マイヤー著 ; 堀内明訳||ペスカラ ノ ユウワク
CW:犬と猫 / C.シュピッテラー著 ; 増田義男訳||イヌ ト ネコ

2.2.6E 〔フィールドの繰り返し〕

 著作単位が複数ある場合や、目次の章が複数ある場合は、CWフィールドをその数だけ繰り返し、それぞれのタイトル、責任表示、及びタイトルのヨミを記入する。

2.2.6F 《注意事項》

F1

内容に関する注記事項のうち、目次情報はCWフィールドに記録することができる。

 それ以外で、著作単位のタイトル、責任表示に該当しないか、あるいは検索の必要がないものはNOTEフィールドに記録する。(→ 2.2.7 NOTE)
 このようなものとして、次の例が考えられる。

(例)
NOTE:参考文献: p125~131
NOTE:フロイト年表・文献案内: p456~470

F2

 1つのCWフィールドに複数の著作単位のタイトル、責任表示、及びタイトルのヨミを記入してはならない。
 次のようなデータ記入は誤りである。

(誤)
CW:耕地整理講義 / 上野栄三郎著 . 経済側の耕地整理 / 横井時敬著||コウチ セイリ コウギ
 . ケイザイガワ ノ コウチ セイリ
(「経済側の耕地整理」に対応する検索用インデクスが正しく作成されない)

 責任表示のヨミを記入してはならない。
 次のようなデータ記入は誤りである。

(誤) CW:耕地整理講義 / 上野栄三郎著||コウチ セイリ コウギ / ウエノ エイザブロウ

F3

 外部機関作成書誌データと同定される書誌データが総合目録データベースにある場合、外部機関作成書誌データを元にしたシステム追記(→「目録情報の基準 第5版」4.7.1)が行われることがある。
 CWフィールドについては、同定される書誌データにCWフィールドが無い場合に限り、システム追記を行う。

〔関連項目〕


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