The power of innovative research. 時代を躍進するNII研究者による研究シーズ集

2017

ユーザーの信頼を得る擬⼈化エージェントのデザインを提案

コンテンツ科学研究系 特任研究員

松井 哲也

ページのトップへ戻る

研究分野 : ヒューマンエージェントインタラクション/⼈⼯知能/ヒューマンインターフェース

研究背景・目的

 

AI技術やバーチャルキャラクターの活躍の場が広がり続ける中で、それらが「ユーザーの信頼を獲得する」ことの重要性は増しています。もちろん「技術的に信頼に足る」ことが前提ですが、実際の場面でユーザーからの信頼を得るためには、デザインの工夫も重要であると考えます。例えば、自動運転車のとっさの判断にユーザーが戸惑わないようにする、またAIによる健康維持のためのアドバイスをユーザーが十分に活用できるようにする等、機械としての性能に加えて、外見や情報の伝え方等、「見た目」に関する部分にも焦点を当てる必要があります。この研究は、ユーザーに信頼される擬人化エージェントのデザインを提案することを目的にしています。

研究内容

 

この研究では、人間の店員を模したバーチャルエージェントを題材に、信頼性を高く感じてもらうにはどのように設計すればいいかを考えました。 過去の先行研究から、我々が他人を信頼するかどうかを判断する時に大きな要素となっているのは、「自分の感情」と「相手の知識量」の二つであると考えました。我々は楽しい気分の時に相手をより信頼しやすく、かつ知識量の多い相手をより信頼しやすいことが分かっています。また、楽しそうな顔をした人を見ると、自分も楽しくなるということも分かっています。 そこで、バーチャルエージェントによる商品を推薦する中で、「楽しそうな表情」と「商品についての詳細な知識」を表出する実験を行いました。その結果、当初の予想通りに、ユーザーからの信頼を獲得することに成功しました。

産業応用の可能性

 

  • 運転者の信頼を獲得する自動運転車及びカーナビゲーションシステム
  • オンラインショッピングサイトにおける商品推薦システム
  • ユーザーの健康状態をチェックし、健康アドバイスを行うデバイスシステム

連絡先

 

松井 哲也[コンテンツ科学研究系 特任研究員]

tmatsui[at]nii.ac.jp ※[at]を@に変換してください

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構

国立情報学研究所

COPYRIGHT © NATIONAL INSTITUTE OF INFORMATICS, ALL RIGHTS RESERVED.

※本サイトに記載されている肩書きは発行当時のものです。