ジャ-ナルをさらに充実させるために必要な方策
● AIの特集テーマの独自性
毎号、特集テーマを組んでアレルギー分野における内外の専門家によるレビュー論文を掲載している。なかでも日本独自の研究成果の発信は重要であり、これまでに次のようなテーマで論文が発表された。これらは、世界の有力誌での引用が増えている。
- Th17 and allergy (免疫システムとアレルギー)
- Drug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)(薬物アレルギー)
- Japanese cedar pollinosis(スギ花粉症)
このような独自性をさらに強め、AIの世界における地歩を固めていきたい。
● 海外からの投稿の促進− AI
2008年のオンライン投稿・査読システムの導入後、海外からの投稿は増えている。一層の国際化をめざしてエディターの刷新をはかる予定である。また、国際会議等で直接、海外研究者に投稿を呼びかけていく。
● AIオンラインジャーナルサイトの発展
新たな読者や著者をひきつけ、信頼性を与えるオンラインジャーナルサイトの構築をめざす。また、著者が必要とする情報をわかりやすく整理し、投稿へとつなげていきたい。
● アレルギー誌の多彩な記事構成で会員のニーズに対応
会員からの論文投稿のほか、当学会の特色である各専門科からなる会員向けに、「専門医のためのアレルギー学講座」「ガイドラインのワンポイント解説」を企画し掲載している。また、機関誌として各種情報や学会の歴史を記す寄稿も掲載している。オンラインジャーナルでは、毎号編集委員による内容の紹介とともに、論文投稿を呼びかけるコメントを掲載している。
さらに投稿を増加させるために:著者へのPR
● AIへの投稿を歓迎します
オンラインジャーナルサイトでAI掲載論文はすべて無料公開されており、また、掲載料も無料である。さらに、オンライン投稿・査読システムは、査読プロセスの時間を半分程度に短縮し、編集部の迅速な対応を可能にしている。投稿論文は会員からのものが多いが、会員以外からの投稿も広く受け付けている。
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