SPARC Japan NewsLetter No.10 コンテンツ特集記事トピックス活動報告
line
menumenu menumenu
トピックス 日本の学術誌

篠原 淳子(しのはら じゅんこ)
上智大学 モニュメンタ・ニポニカ
上智大学 モニュメンタ・ニポニカ
学 会 名 上智大学 モニュメンタ・ニポニカ
http://www.sophia.ac.jp/J/research.nsf/Content/monu
設立年月日 1938年
会 員 数  
ジャ-ナル名 Monumenta Nipponica
分 野 日本研究
使用するプラット
フォ-ム名
• Project MUSE® • JSTOR
URL [Project MUSE®http://muse.jhu.edu/
[JSTOR] http://www.jstor.org/
電子ジャ-ナル
スペック
• PDF形式
電子投稿システム • 現在郵送から電子投稿に移行中
著作権ポリシ- • 上智大学 モニュメンタ・ニポニカ
Project MUSE® について

Project MUSE® 電子ジャーナルコレクションは、人文社会科学系を中心に現在世界各国より400以上の学術誌をフルテキストで提供するサービスです。Johns Hopkins University Press と同大学の Milton S. Eisenhower Library の共同プロジェクトとして1993年に発足、その後 The Andrew W Mellon Foundation および National Endowment for the Humanities より助成を受け1995年から電子ジャーナルを提供、2000年以降は現在のように世界の様々な大学・学会出版会が参加しています。提供先は、大学などの研究機関に限られています。

 


ジャ-ナルをさらに充実させるために必要な方策

  • 1938年創刊された Monumenta Nipponica は、当初英語だけでなくドイツ語をはじめ他のヨーロッパ言語で執筆された論文も掲載していましたが、1964年以降は使用言語を英語に統一しました。国際的な日本研究の分野への影響力は強く、Harvard Journal of Asiatic Studies(ハーバード大学出版会)および The Journal of Asian studies(ケンブリッジ大学出版会)と並んで早い段階からオンライン・アーカイヴ JSTOR に参加を強く要請されました。
    2008年に創刊70年を迎え、Monumenta Nipponica 創刊目的である「東洋と西洋の同好の士に思索と研究成果をお互いに交換し合う共通のプラットフォームを与える」学術誌としてあらためて誌面を充実させるためにも、より日本人研究者及びアジアに拠点を置く研究者の論文の掲載が必要だと考えています。本誌が英語で発行されるため、投稿論文は北米とヨーロッパの研究者によるものが大半を占めています。日本人研究者の論文掲載を阻む主な要因は、英語翻訳にかかる時間とコストが大きいことです。今年度社団法人東京倶楽部より翻訳費の助成を受け、すでに最新号の Vol. 66, No. 1 に日本人研究者による書評論文を掲載することができました。残りの助成金でもう一本の翻訳費用に充てるつもりです。現在、モニュメンタ・ニポニカの予算に翻訳費はないため、今後も助成金申請等を行う必要があると考えています。

電子ジャ-ナル販売のために:大学図書館向けPR

  • 出版から5年経ったものは JSTOR で、それ以降〜最新号については、Project MUSE® で入手が可能なため、現時点で図書館への PR を行っていません。

さらに投稿を増加させるために:著者へのPR

  • 本誌編集長は、アジア/日本を研究領域とする国際学会に、年間少なくとも2回出席し、本誌への投稿を研究者に勧めている。また、本誌編集顧問や編集委員も本誌への投稿を呼びかけています。