| 回 | 開催日/講演テーマ | 講 師 | 講義映像
【収録時間】 |
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2007年6月7日(木)
脳科学とロボット
〜人間と同じようにロボットも考えられるのか?〜 |
稲邑 哲也 |

【 1:36:29 】 |
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21世紀を迎えてから、ロボット技術は我々の日常生活に浸透してきており、人間そっくりの案内ロボットが登場したり、癒し系のペットロボットやロボット工作キットが販売されていたりします。見た目や体つきはかなり発展したように見えますが、ロボット研究において大きな課題として残されているのが、いかにして「賢さ」を実現するか、という事です。一方で、脳科学の発展とともに、ロボットを人間のように賢くするためには人間の脳を見習わなければならない、という考え方も浸透して来るようになり、ロボット研究者と脳科学研究者が議論を交わす事も多くなってきました。
そのような背景から、本講座では、ロボットの頭脳がどのように実現されているか、また脳科学の観点からどのようにすれば人間のような考え方のできるロボットが実現できるのか、というトピックについて解説します。
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2007年7月3日(火)
心理学とロボット
〜人間とロボットが親しくなるには?〜 |
山田 誠二 |

【 0:58:38 】 |
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今世紀に入り、擬人化エージェントを利用したユーザインタフェースがさまざまな分野で利用され、一方でペットロボットが一般家庭に普及するなど、エージェントやロボットが一般の人々にとって身近な存在になってきています。このような、これまでエージェントに接することのなかった一般エンドユーザの皆さんが、ロボットやエージェントとインタラクションをもつようになる状況では、人間とロボット、エージェントが、どのように上手くつき合っていくのか、またそのためには、人間とロボットとの間に、どのようなインタラクションを設計すればよいのかという新しい問題が生まれます。
このような課題について、ロボットの外見はどう設計するのがよいのか?ロボットが人間に近づくのか、人間がロボットに近づくのか?などのトピックについて、発達心理学との関連にも触れながら、わかりやすく紹介します。
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2007年8月2日(木)
ICタグとネット社会
〜電子バーコードがもたらす利便性と危険性とは?〜 |
佐藤 一郎 |

【 0:59:26 】 |
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SuicaやPASMOなどの電子定期券の仕組みを知っていますか。電子定期券には電池は入っていませんが、自動改札機とは電波を使って通信をしています。これを支えているのがICタグ(電子タグ)の技術です。
ICタグは電子定期券に限らず、様々な分野で使われ始めています。バーコードの代わりとして商品管理に使われていますし、将来は偽札防止のためにお札一枚一枚にICタグが埋め込まれるかもしれません。つまり、みなさんが気がつかないうちに身近にある品々がICタグにより情報を発信し、ネット社会とつながり始めています。ICタグはネット社会だけでなく、現実世界も変えてしまう強力な技術です。でも強力な薬には副作用があるように、ICタグはいままでは考えもしなかったような危険も引き起こすかもしれません。例えばあなたの電子定期券が知らないうちに他人に使われてしまったり、チャージしたお金が電子スリに遭うことはないでしょうか。あなたの行動はICタグを通じて監視されてしまうことはないでしょうか。お札に埋め込んだICタグから財布内の金額が盗み見られることはあるでしょうか。
今回の講演ではICタグに関する入門的解説をしていきます。情報技術や電波に関する知識は不要です。また、こうした素朴な疑問についても答えていこうと思います。
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2007年9月11日(火)
検索技術とネット社会
〜サーチエンジンはどこでもドアか?〜 |
神門 典子 |

【 1:04:45 】 |
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インタネットの普及によりサーチエンジンなどの検索技術は多くの方々にとって身近なものとなり、仕事やより快適な生活を送るために必要不可欠な社会生活基盤となっています。
検索技術の発展はめざましいものがありますが、まだ、多くの課題も残っています。たとえば、「探されなかった情報には、気が付かない」、「どういう質問をいれたらよいかわからない」、などです。検索されなかった情報は、本当に必要がないものなのでしょうか? 必要な情報はすべて検索されたのでしょうか? 必要なものの一部しか検索されないために、重要な判断を誤るという危険は無いでしょうか? また、何かを知りたいのに、その知らないことを的確に言い表わす質問をいれないと検索できない、というのも、なかなか困りものです。
そこで、本講座では、検索システムの仕組み、検索システムの利点と危険性、検索がどのくらいうまくいっているかを評価する方法、検索に関するさまざまな課題を解決するためにどのような研究がなされてきているのかを、わかりやすく紹介します。
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2007年10月10日(水)
経済学とネットワーク
〜経済現象はネットワークの視点からどう見えるか?〜 |
上田 昌史 |

【 0:59:09 】 |
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リンゴやノートと電話やコンピュータの違いは何でしょうか。後者には共通した特別な性質があります。それは、「ネットワーク」という性質です。そのような性質を持つものを分析するのが「ネットワーク経済学」です。
この講座では、「標準と互換性」、「乗換費用と囲い込み」、「規模の経済と外部性」という3つの言葉をキーワードとして、いくつかの事例を紹介しながら、経済学とネットワークに関してできるだけわかりやすく紹介します。たとえば、CDはCDプレーヤがなければ、ただのプラスティック板です。このような性質を持つ場合、技術の標準や機器の互換性という議論が重要となるのです。
身近な話題から始めて、3つのキーワードの意味を紹介した上で、これらのキーワードが分かれば世の中がどのように見えるかをお話ししようと思います。
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2007年11月13日(火)
複雑科学とネットワーク
〜人間関係から自然現象にまで及ぶ新しい法則とは?〜 |
福田 健介 |

【 1:01:52 】 |
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「友達の友達は友達」という言葉を聞いたことありますよね?では、以下の質問の答えを30秒ほど考えてみてください。 「その友達つながりを何回続けると世界中の人と友達になれると思いますか?」答えは、たぶん皆さんが考えた数よりもずっと小さい値になります。同じように、みなさんのご自身のホームページから何回クリックしたら、自分から見た世界中で最も遠くにあるホームページにたどりつけると思いますか?また、企業間の株の持ち合い関係や、生物の神経網のつながり方にはどのような規則性があると思いますか?
つながり方に着目してみると、世の中(自然界・人工界)には、大規模な「ネットワーク」として捉えられる問題がたくさんあって、長年多くの研究者が、その構造をどのように特徴づけたら良いのかを考えています。そして、実際にはこれらの個々の構造と機能はとっても複雑なのだけれど、難しい詳細には目をつぶってシンプルに見てみると、分野をまたがって普遍的に存在する非常に美しい法則性が見られることがわかってきました。
今回の市民講座では、その法則性「スケールフリー」「スモールワールド」に関する入門的な解説をしていきたいと思います。
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2008年1月16日(水)
社会を探るデータマイニング
〜データの山から新たな発見!〜 |
市瀬 龍太郎 |

※映像はございません |
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情報化社会の進展に伴い、コンピュータが様々な分野で使われるようになってきました。コンビニエンスストアやスーパーのレジシステム、企業の顧客管理システム、病院の電子カルテシステムなど、数えていけばきりがありません。これらのコンピュータでは、膨大な量のデータが蓄積されています。このようなデータの山には、マーケティングのためのヒントや社会の安全を保つためのヒントなど、さまざまな情報が隠されています。そのようなデータの山から有用な情報を発見することをデータマイニングと呼び、近年、盛んに研究が行われています。
本講演では、データの山がどのように活用されているのか、そのためにはどのような技術が使われているのかについて、例を交えながら解説をしていきます。
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2008年2月12日(火)
社会に生きる数学
〜“数学者”ガウスに学ぶ〜 |
速水 謙 |

【 0:50:20 】 |
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カール・フリードリッヒ・ガウス(1777-1855、ドイツ)は偉大な数学者とされていますが、実は彼の多くの発見は実用的な問題に根ざしています。彼の数々の発見:天体観測から生まれた最小二乗法、数値計算法(ガウスの消去法、ガウス・ザイデル法)、測量から生まれたガウス曲率(微分幾何学)、統計学におけるガウス分布、整数論(当時は純粋数学として研究されましたが、現代の暗号理論の基礎となっています)は、現代の我々の生活を支える技術の基礎になっています。
本講演では、話者の研究テーマである最小二乗問題の反復解法や数値計算法との関連も含めて、ガウスの発見を振り返ってみたいと思います。
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