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2015/08/06

顔検出を防ぐ「プライバシーバイザー」商品化へ/研究成果を社会実装し、地場産業の発展に貢献

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のコンテンツ科学研究系教授、越前 功(えちぜん・いさお)らが開発した、カメラなどによる顔認識を不能にして着用者のプライバシーを守る眼鏡型装着具「プライバシーバイザー」が、「めがねのまち さばえ」を掲げる福井県鯖江市の企業によって商品化されることになり、本日6日、同市の牧野百男市長から発表されました。NIIは情報学分野における研究成果を社会問題解決のために応用、展開する社会実装に取り組んでおり、今回の「プライバシーバイザー」の商品化は、地域に根差した企業への技術協力を通じて地場産業の振興に寄与するものです。

「プライバシーバイザー」の光を反射・吸収する素材で顔検出を不能にする技術を活用して、眼鏡用資材を扱う総合商社の株式会社ニッセイ(代表取締役社長:白崎 武健、福井県鯖江市)が、プライバシーを守るための眼鏡を商品として量産することになりました。従来公開されていた「プライバシーバイザー」の試作品は3Dプリンターを利用した樹脂フレームでしたが、同社では量産化にあたって同社の強みであるチタンを使ったフレームを採用。軽い一方で強度が強いチタンの特性を活かし、通常の眼鏡に比べて湾曲が大きいプライバシーバイザーのフレーム形状に対応しました。

フレームにチタンを採用して量産化することで金型や治具、加工費などのコストが高くなるため、同社では今後、鯖江市が実施・運営しているクラウドファンディング事業「FAAVO(ファーボ)さばえ」を活用して製作費の一部を調達します。「プライバシーバイザー」の商品化事業に投資した支援者には、支援金額に応じて初回限定モデルやチタン加工技術を活かした記念品などが提供されます。

NIIでは今後も産業界などと連携して研究成果を社会にフィードバックし、情報学による未来価値創成に取り組んでまいります。

今回の発表の詳細は下記のリンクをご参照下さい。

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