メールマガジン / MAIL MAGAZINE

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第165号(2017年08月25日発行)

NIIメールマガジン 第165号(2017/8/25)==
NIIメールマガジンは、国立情報学研究所(NII)関連のイベント、サービスや出版物などの最新情報を電子メールでお届けしています。
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★★イベント案内★★

■平成29年度 国立情報学研究所 軽井沢土曜懇話会 第2回
「共感を科学する:その進化・神経基盤」

共感性は、人と人の間で気持ちや思いを重ねたり繋いだりする心の働きです。共感性は、人間社会における協力や相互理解の基礎を支えており、アダム・スミスも道徳感情や社会秩序は共感に根ざしていると述べています。チャールズ・ダーウィンは、さらに共感は社会生活を営む動物においても備わっていると主張しました。近年の研究によれば、ダーウィンの指摘のように、社会性動物の間で、情動の伝染や救助行動が数多く報告されるようになり、その神経機構についての研究も進んでいます。人の幼児においても、感情が共有されたり、他者に対して優しく振舞ったり、援助する行動が意地悪行動より好まれたりすることが分かってきました。
今回の講演では、これら共感性の進化神経基盤に関する近年の研究動向についてお話しします。

講 師:長谷川 寿一(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
日 時:9月2日(土)15:00-16:45
会 場:国立情報学研究所 国際高等セミナーハウス(長野県北佐久郡軽井沢町)
対 象:一般
申込み:https://www.nii.ac.jp/event/karuizawa/


■音声資源活用シンポジウム

近年、音声を利用した情報システムが実社会において運用されるようになり、研究の対象も言語情報から音声自体が持つ情報、実験室環境から実環境の音声へと広がりを見せる中で、音声資源の重要性が高まっています。
本シンポジウムでは、多種多様な音声データを収集・分析されている方々をお招きして、今後の音声資源のあり方について理解を深めることを目指します。

日 時:9月7日(木)13:30-17:30
会 場:国立国語研究所 2階 講堂(東京都立川市緑町10−2)
対 象:研究者・一般
主 催:国立国語研究所、国立情報学研究所
申込み:http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/lrw2017-symposium.html


■平成29年度 国立情報学研究所 市民講座「情報学最前線」 第3回
「ビッグデータから見える社会
 -Web/Wi-Fiビッグデータの活用-」

Web、Wi-Fiは私たちの生活でより身近なものになりました。インターネット上には様々なWebサービスが存在しており、その中には現実世界での状態を反映しているものがあります。例えばホテルの予約サイトやバスの運行情報サービスなどが挙げられ、それらのWebサービスからホテルの稼働状況やバスの遅延状況といった現実世界の様子を伺うことができます。また全国に張り巡らされた公衆Wi-Fiからも現実世界で人がどのように移動したかを垣間見ることができます。
この講義では、Web/Wi-Fiに関するビッグデータを用いて、現実世界の様子をどのように捉え、どのように活用するかについてお話します。データを集める技術、分析の方法、最適化への活用の研究などを扱います。

講 師:小出 哲彰(情報・システム研究機構 研究員)
日 時:9月12日(火)18:30-19:45(開場 18:00)
会 場:一橋講堂 中会議室(学術総合センター 2階)
対 象:一般
申込み:https://www.nii.ac.jp/event/shimin/


■第1回 SPARC Japan セミナー2017
「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」

今回のセミナーでは、図書館員と研究者が研究データをいかに管理・流通させていくかという視点を共有し、その新たな関係構築について考えるべく、研究者からは現状分析を踏まえた図書館関与の可能性について、図書館員からはRDMトレーニングツールによる研究者支援等について紹介します。

日 時:9月13日(水)13:00-17:20
場 所:国立情報学研究所 19階 1901-1903会議室
主 催:国立情報学研究所
共 催:研究データ利活用協議会
協 力:オープンアクセスリポジトリ推進協会
対 象:図書館員、大学関係者、研究者、URA、学術出版職にある方々
申込み:https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2017/20170913.html


■JAPAN IDENTITY & CLOUD SUMMIT 2017

フェデレーション、プロビジョニング、API認証等のDigital Identityを取り巻く様々な技術は、教育機関での研究や、コミュニティによる標準化が進み、コンシューマ(B to C)市場で多くの経験を積み、エンタープライズ(B to B)市場でもIT基盤の重要な構成要素として活用されるようになりました。様々な分野の人々により熟成されてきたDigital Identity技術をそれぞれの分野のエキスパートが分かり易く解説します。

日 時:9月15日(金)9:30-17:45
会 場:ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区赤坂1-12-33)
対 象:研究者、企業、大学関係者
主 催:国立情報学研究所、一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン
申込み:https://nosurrender.jp/jics2017/


◎NII関連イベント一覧
https://www.nii.ac.jp/event/list/


★★お知らせ★★

■オンライン講座「オープンサイエンス時代の研究データ管理」開講
JMOOCの公認プラットフォーム「gacco」で

国立情報学研究所は11月15日(水)から一般社団法人 日本オープンオンライン
教育推進評議会(JMOOC)公認の配信プラットフォーム「gacco」で、無料公開
のオンライン講座「オープンサイエンス時代の研究データ管理」を開講します。
8月23日より以下のページで受講受付を開始しました。

詳 細:https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga088+2017_11/about


-編集後記-
NIIメールマガジン 第165号をお届けしました。
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