メールマガジン / MAIL MAGAZINE

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号外(2008年5月13日発行)(2008年05月13日発行)

===== NII メールマガジン ============================ 2008/05/13
号 外                   https://www.nii.ac.jp/
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NIIメールマガジンは、国立情報学研究所のイベント、サービスや出版物
などの最新情報を適宜まとめて月1回程度電子メールでお届けするものです。
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-目 次-
イベント案内
■第11回 ISSスクエア水平ワークショップ
■オープンハウス2008「未来を感じる。」
■平成20年度 国立情報学研究所 市民講座「未来へつながる情報学」

★★★★★★★★★★★★★★ イベント案内 ★★★★★★★★★★★★★★

■第11回 ISSスクエア水平ワークショップ
「情報の信頼性 情報の量から質への転換を目指して」

主 催: 情報セキュリティ大学院大学
後 援: 国立情報学研究所、日立製作所
日 時: 5月16日(金)13:15-18:00
場 所: 情報セキュリティ大学院大学
http://www.iisec.ac.jp/about/map.html
(横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)
参加資格: どなたでも参加できます。事前に申込みをして下さい。
参加費: 無料
参加登録は下記URLからお願いします。
https://www.iisec.ac.jp/cgi-bin/istrg/istrg_form.cgi/param?kai=11

プログラム:
12:45〜  受付開始
13:15〜  基調講演1 情報セキュリティと信頼性の総合科学
辻井 重男 (情報セキュリティ大学院大学)
基調講演2 情報非対称性が経済システムに及ぼす課題
奥野 正寛 (東京大学)
第一部 情報信頼性マネージメント
見えないものの品質保証
林 紘一郎 (情報セキュリティ大学院大学)
情報の信頼性と信憑性の課題と解決アプローチ
曽根原 登 (国立情報学研究所)
情報分析基盤整備の公共政策
渡辺 克也 (総務省)
第二部 産学における情報セキュリティ・情報信頼性確保
の取り組み
大学におけるTrust Managementと欧米動向
岡部 寿男 (京都大学)
情報セキュリティ対策と信頼に対する分析活動
小松 文子 (情報処理推進機構)
デジタルメディアのセキュリティと信頼性確保
越前 功 (国立情報学研究所)
生活情報の信頼性確保 食の安全を例として
蒲生 恵美 (情報セキュリティ大学院大学
セキュアシステム研究所)
国を超えたWebサイトの信頼性確立
島岡 政基 (セコム)
情報信頼ソリューション
前田 章 (日立製作所)

企画趣旨:
今日、デジタルメディアの流通が活発化しており、事業者により発信される
従来のメディアに加え、Web、Blog、SNS等を通じて一般の人々が発信する
CGM(Consumer Generated Media)と呼ばれるメディアが台頭しました。
現在、全世界で生成あるいは複製されるデジタルデータの総量は、
年間約300エクサ・バイト(エクサ exaは量の単位で10の18乗=百京)に達し、
これは、今までに人類が執筆した書籍の情報量の約600万倍に匹敵します。

人々の日常生活、企業、大学、官庁における営業、開発、研究、教育、政策
決定等多くの場面では、大量データのなかから信頼できる情報を得たいと
いう要求があります。この要求に対して、検索エンジンを介した格付けや
知名度の向上、CGMでの評判やブランド向上による信頼確保に向けた
システム開発、投資が行われています。

しかし、消費者や国内の430万社に及ぶ中小規模の企業、さらに、多くの
大企業において、大量データの活用のためのIT化はまだまだ不十分であり、
しかも投資コストは厖大になるという状況にあります。
このため、一般日常用途に加え、財務、決済、取引、生産などの業務処理等
種々のアプリケーション・サービスをネットワークを通じて
SaaS (Software as a Service)として提供する基盤整備の動きも生じています。

このようなネット社会の基盤整備については、情報技術と市場メカニズムの
問題にとどまらず、消費者の情報リテラシや教育、社会の規範、公共政策や
法制度設計を連動した総合的対処が不可欠です。

本シンポジウムは、技術と社会の両面から情報信頼基盤の社会実装の
あり方を探ります。情報信頼性が生み出す未来価値について、技術と
市場を中心とした経済的価値、情報リテラシの向上などの社会的価値、
そして信頼性の高い情報発信立国に向けた文化的価値など、多様な側面
から議論します。

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■オープンハウス2008「未来を感じる。」

日  時: 6月5日(木)〜6日(金)
場  所: 学術総合センター 中会議場、一橋記念講堂ほか
申込み: 講演、市民講座、ワークショップについては、事前申込みを
お願いいたします。ワークショップを除き、当日参加も可能です。

参加登録は下記URLからお願いします。
https://www.nii.ac.jp/openhouse/

参加費: 無料
プログラム: 両日 研究成果発表 デモ・ポスター展示
プレゼンテーション

6月5日(木)
13:30〜14:00 開会挨拶 研究所、大学院紹介
坂内 正夫(国立情報学研究所長)

14:00〜15:00 基調講演
「脳科学の社会へのインパクト」
川人 光男((株)国際電気通信基礎技術研究所
脳情報研究所 所長・ATRフェロー)
要旨:
脳科学は、近年の急激な進歩によって、コミュニケーション技術、
経済活動、先端医療などに大きく貢献する可能性が示され、
応用科学としての側面を持つようになりました。
本講演では、最近の脳科学の潮流について解説いたします。

16:00〜17:00 基調講演
「量子情報社会の可能性を探る」
山本 喜久(国立情報学研究所 教授 /スタンフォード大学 教授)

    要旨:
量子情報技術は物理学と情報科学が100年以上の歳月をかけて
共通の概念と言語を確立することにより発展してきた学際的研究
分野です。本講演では、この最先端の 知識と技術が作り出す
未来社会の予想図を描いてみたいと思います。

19:00〜20:30 市民講座
「画像情報と電子透かし
-インターネットで画像や映像の権利を保護するための技術とは?-」
越前 功(国立情報学研究所 准教授)
<詳細は下記の「平成20年度国立情報学研究所市民講座」をご覧下さい>

16:00〜18:00 大学院入試説明会(学術総合センター 1階特別会議室)

6月6日(金)
13:00〜15:30 シンポジウム
「NAREGI成果報告会〜 動き出したサイエンスグリッドNAREGI 〜」

  会場:一橋記念講堂(学術総合センター 2F)
定員:500名

  大学等のスーパーコンピュータを連携させ、リサーチグリッド環境を実現する
「NAREGIミドルウェアVersion 1.0」を、平成20年5月9日(金)から、
オープンソース・ソフトウェアとして公開・配布しています。
5年間にわたる研究開発プロジェクトの成果であるNAREGIミドルウェアを
ご紹介し、今後の展開についてご説明します。
● NAREGI総合報告
● NAREGIミドルウェアのアーキテクチャ
● NAREGIミドルウェアの利用環境
● 分子科学研究所実証研究報告
● 大規模連携実証実験報告
● NAREGIミドルウェアの展開

10:30〜12:30 次世代学術コンテンツ基盤ワークショップ
「次世代の目録所在情報サービスを考える」

  会場:特別会議室(学術総合センター 1F)
定員:70名

  国立情報学研究所では、次世代目録WGでの検討結果として、平成20年3月に
「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」を
公開しました。
このワークショップでは、「中間報告」についてご説明した上で,研究者や
図書館職員の視点による中長期的な展望や「中間報告」に対するご意見など
を受け、会場全体で意見交換を行います。
● 「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」のご紹介
〜 趣旨説明、テーマごとの解説、パブリックコメントの紹介
● パネルディスカッション

14:00〜16:00 次世代学術コンテンツ基盤ワークショップ
「CiNiiのいま、これから」

  会場:特別会議室(学術総合センター 1F)
定員:70名

  CiNii(NII論文情報ナビゲータ)は、正式公開後3年が経過しました。
これまで、抄録の無料公開、画面の大幅なリニューアル、Googleとの連携など
の改善を重ねることにより、CiNiiの利用は年々飛躍的に増加しています。
このワークショップでは、今後CiNiiをさらに進化させていくため、ユーザの方
からの活用事例紹介、NIIからの新たなシステム構想のご紹介などとともに、
会場全体で意見交換を行います。
● 研究者や図書館職員など、それぞれの立場での活用事例
● CiNiiのユーザビリティ
● 新たなCiNiiシステム開発の構想
● パネルディスカッション 

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■平成20年度 国立情報学研究所 市民講座「未来へつながる情報学」

第1回:画像情報と電子透かし
-インターネットで画像や映像の権利を保護するための技術とは?-

講 師: 越前 功(コンテンツ科学研究系 准教授)

日 時: 6月5日(木)19:00-20:30
(NIIオープンハウスと同日開催)
場 所: 学術総合センター内 一橋記念講堂
https://www.nii.ac.jp/introduce/access1-j.shtml
(千代田区一ツ橋2-1-2 神保町駅A8出口、
竹橋駅1b出口より徒歩3〜5分)

参加資格: どなたでも参加できます。事前に申込みをして下さい。
参加費: 無料
参加登録は下記URLからお願いします。
https://www.nii.ac.jp/openhouse/

概 要:
インターネットの普及により、携帯電話やパソコンから場所や時間
を選ばずに映画や音楽などのデジタルコンテンツを楽しめる便利な
世の中になりました。デジタルコンテンツは、フィルムや印刷物な
どのアナログコンテンツに比べて、加工、複製、配布が容易なため、
いつでもどこでも自由にコンテンツを利用できる便利な環境を提供
していますが、コンテンツの不正な加工、複製、配布もまた容易な
ため、コンテンツの作成者やその流通に関わる人たちの権利を侵害
する可能性があります。本講座では、デジタルコンテンツの権利保
護技術として近年注目されている電子透かしについて解説いたします。

講演後の質疑応答では、芸団協・日本シンセサイザープログラマー協会
の松武 秀樹氏にご参加いただき、本技術に関連する様々なご質問に
お答えいたします。

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-編集後記-
NII メールマガジン 号外をお届けしました。
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