メールマガジン / MAIL MAGAZINE

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第41号(2007年1月30日発行)(2007年01月30日発行)

===== NII メールマガジン ============================ 2007/01/30
第41号           https://www.nii.ac.jp/

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NIIメールマガジンは、国立情報学研究所関連のイベント、サービスや出版物
などの最新情報を適宜まとめて月1回程度電子メールでお届けするものです。
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-目 次-
1.イベント案内
2.受賞
3.最近の出版物

★★★★★★★★★★★★★ イベント案内 ★★★★★★★★★★★★★

■市民講座 「8語で談じる情報学」  平成18年度第8回 (今年度最終回)
日 時:2月14日(水)  18:30-19:45
演 題:「最適化 -ものごとを効率的に行うには-」
講 師:宇野 毅明 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系助教授)
会 場:学術総合センター 2階 中会議場
https://www.nii.ac.jp/shimin/index-j.shtml
*無料、一般の方のご参加をお待ちしています。

 概 要: 一般にIT技術で効率化を行うというと、記憶・計算・検索などの
コンピュータの得意な作業を電子化することを指すことが多い。しかし、コ
ンピュータによる効率化は電子化だけではない。例えば車のナビゲーション
システムは、道路のデータを電子化しただけではなく、人間に代わって最も
短い経路を見つける仕組みを持つ。このような仕組みは、電子化を行えばす
ぐにできるというものではない。いくら速いコンピュータでも、無限に存在
する経路を全て調べれば無限の時間がかかるのである。人間は直感的に物事
を観察し、良さそうな経路を見つけ出すことができる。しかし、コンピュータ
には直感的な作業はできない。人間もデータが巨大になると直感的に扱うこ
とはできなくなり、なんらかの自動的な方法が必要になる。このような、自
動的に最も良い解を見つける方法のことを最適化という。最適化は産業・行
政・教育・生活などあらゆる場面で使える基礎技術である。本講座ではこの
最適化に関して、どのような場面で使われるか、どのようなことができるの
か、どのような技術が使われているのか、といった点を中心に解説を行う。

 ◎第7回「ユーザインタフェース 〜人間が楽に使えるコンピュータとは 〜」
(1月16日開催)の質疑応答と講演資料を掲載しました。
https://www.nii.ac.jp/shimin/2006_qa_7thlec01-j.shtml

■NAREGIシンポジウム2007「グリッドにより切り開く次世代研究環境」
日 時:平成19年2月20日(火)10:00〜19:00
会 場:一橋記念講堂・学術総合センター2階中会議場1〜4
https://www.nii.ac.jp/map/hitotsubashi-j.html
参加費:無料
ただし、懇親会(17:00-19:00)は有料(会費1,000円)となります。
登録の際に懇親会に「参加する」にチェックし、料金を当日会場にて
お支払い下さい。
詳細・参加登録:http://www.naregi.org
内 容:午前(10:15-12:20)
・次世代研究環境を切り開くNAREGIサイエンスグリッド
・グリッド環境を利用したこれからの計算科学
・次世代研究環境を目指すNAREGIグリッドミドルコア技術     
午後(13:30-17:00)
・次世代研究環境を目指すNAREGIデータグリッド
・次世代研究環境を目指すNAREGIグリッドミドル利用環境  
・NAREGIグリッドミドルウェアを使ったシステム構築に向けて
デモンストレーション・展示は下記の時間開催します。
1回目 12:00-13:30
2回目 14:50-15:50
3回目 17:00-19:00(懇親会と併設)

■大学における情報セキュリティ及び電子認証基盤に関するワークショップ
日 時:平成19年2月26日(月)13:30〜17:00
会 場:学術総合センター2階 中会議場1〜4
https://www.nii.ac.jp/map/hitotsubashi-j.html
参加費:無料(定員200名:先着順)
詳細・参加登録:https://www.nii.ac.jp/csi/event/0226/
内 容:1) 「国立大学法人向け情報セキュリティポリシー」の策定
2) 大学間連携のための全国共同電子認証基盤(UPKI)の構築

★★★★★★★★★★★★★★★★受賞★★★★★★★★★★★★★★★★

■佐藤一郎教授が2007 IEEE International Symposium on Applications
and the Internet (SAINT'2007)Best Paper Awardを受賞しました。
https://www.nii.ac.jp/news_jp/2007/01/2007_ieee_international_sympos.shtml

■本位田真一教授がACM Recognition of Service Awardを受賞しました。
https://www.nii.ac.jp/news_jp/2007/01/acm_recognition_of_service_awa.shtml

■河原林健一助教授がThe Organizing Committee of ISAAC 2006 presents
the Best Paper Awardを受賞しました。
https://www.nii.ac.jp/news_jp/2007/01/the_organizing_committee_of_is.shtml

★★★★★★★★★★ 最近の出版物★好評発売中! ★★★★★★★★★★

■「ITセキュリティカフェ -見習いコンサルの事件簿-」
情報研シリーズ9 丸善 1,260円(税込)

 著者:岡田 仁志(国立情報学研究所 情報社会相関研究系助教授)
高橋 郁夫(IT法律事務所所長・弁護士)
島田 秋雄(総研大情報学専攻・JAVAセキュリティ技術者)
須川 賢洋(新潟大学法学部助手)  
推薦:岡村 久道(弁護士、国立情報学研究所客員教授)
https://www.nii.ac.jp/books/maruzen-lib/index-j.shtml

<著者からのメッセージ>
ウィニーやボットネットなど、インターネットの身近な危険をシチュエーシ
ョンコメディ風に解説する市民講座の番外本です。落語風にいえば「てーへ
んだ。てーへんだ。」とばかりに、主人公「こはと」が話題を運び込み、先
輩社員と上司のCTO、IT弁護士の四人が、法律と技術の最新22テーマ
を談じます。

■「ようこそ量子-量子コンピュータはなぜ注目されているのか-」
情報研シリーズ8 『丸善ライブラリー』 798円(税込)

 著者:根本 香絵(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系助教授)
池谷 瑠絵(サイエンスライター)
http://www.ryosi.com/

<著者からのメッセージ>
“これまでになかった量子のエッセンシャル・ストーリー”が生まれた経緯

●量子的な考え方が、もっと世の中に広まってほしい
最近、ニュースなどでも「量子」と付く語を見かけるようになってきました。
しかし量子とはどういう概念なのかとなると、まだそれほど広まってはいない
ように見受けられます。そこでビジネス・パースンをはじめ一般の方々が、量
子という概念のおもしろさに触れる機会となるような本を作れればと考えたの
が、本書のきっかけでした。

●不可思議な「量子」を理解するコツを伝授!?
量子は難しいと言われますが、その難しさは概念そのものに由来します。たと
えば量子という概念を理解するにはまず、私たちが漠然と「科学的」と信じて
いるルールを大幅に更新しなければなりません。このような場合も、物理の世
界からいったん外へ出て、自分の常識が通用しない世界でサバイバルする方法
を例に考えるなど、身近で多角的なアプローチを試みています。

●量子という概念のエッセンスを伝える工夫
本書では特に、量子という概念のエッセンスが自然とわかり、物理的にどのよ
うな状態にあるかが伝えられる表現にこだわりました。その中から「量子オフ
ィス」「量子山手線」「だまし絵が語る重ね合わせ状態」などのオリジナルな
ビジュアルや文章表現が展開できたのではないかと思っています。この小さな
新書が、より多くの方々に役立つことを期待しています。

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-編集後記-
NII メールマガジン 第40号をお届けしました。
ご意見、ご感想は、[nii-mag@nii.ac.jp]までお願いいたします。

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