[updated:2005/03/15]

平成14年度 軽井沢土曜懇話会 開催一覧

 
講演会風景(画像)はこちらからご覧いただけます。
第1回|5月11日
講師森  亘 氏
(日本医学会会長、東京大学名誉教授、国立情報学研究所評議員)
テーマ望ましい医療
内容 医療にとって一番必要なものは、医師と患者との間の信頼関係であろうと考えます。そのためには先ず、信頼に足る医師を作り、良好な場を整えることが大切です。
では、どのような人たちが「望ましい医師」か。また、どのような環境が「望ましい病院」か。これらはたいへん難しく、旧くて新しい医学・医療上の大問題です。自信のほどもありませんが、それらに纏わる話題をいくつか提供したいと思います。
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第2回|6月29日
講師高階 秀爾 氏
(元国立西洋美術館長)
テーマ空に浮かぶ聖母―西洋美術への招待
内容 ルネッサンス期からバロック期にかけて、理想的な美の表現として、また深い信仰の表明として描かれた数多くのマリア像を手がかりに時代背景、様式の変遷、象徴的意味、制作のエピソードなどを解説し、豊かな美の世界への案内を試みる。
第3回|7月13日
講師上田 誠也 氏
(東京大学名誉教授、東海大学教授)
テーマ地震予測への挑戦
内容 地震は世界の多くの地域で悲劇を生んできた。地震災害の軽減にはいわゆる防災対策のみならず、地震予知も大切である。
もし、大地震の発生が数週間、数日程度の事前に予告されたら人命の損失は劇的に軽減されるに違いない。地震予知は地球科学最後の大問題の一つといってもいいだろう。
最近では地震予知、特に短期予知はとても出来そうもないという風潮がみられるが、だからといって研究を放棄してはなるまい。事実、予測研究は新しい科学として着実に進歩を遂げつつあり、実際に科学的方法によって短期予測に成功した例も多い。
地震予測研究の困難さ、それを乗り越えるための新手法の展開などについて考えてみたい。
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第4回|7月27日
講師坂内 正夫 氏
(国立情報学研究所企画調整官)
テーマ映像メディアが拓く新しい情報通信の世界
内容 いわゆる「ITバブルの崩壊」後、情報通信技術が社会、経済の発展に本当に貢献できるのかが問われている。
本講演では、カメラ映像やテレビ映像をもとに、人と社会に実価値を生むことのできる新しい情報システムについて考える。映像認識技術を用いた安全な道路交通、社会生活の為の情報システム、文化財保護の為の情報システム、通信と放送を融合する映像の情報システム等の実例を挙げ、情報通信技術のあるべき方向性を探る。
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第5回|9月7日
講師小林 陽太郎 氏
(富士ゼロックス株式会社 代表取締役会長)
テーマ人づくり―新世紀日本の本質的課題
内容 企業経営、政治、経済、国際関係・・・グローバル化が進む世界において顕在化する様々な問題も、突き詰めれば、「個」の在り方、律し方といった根源的問題に行きつく。新時代に相応しい「個」の在り方とは何なのか。そうした「個」を育む教育とはどうなるべきなのか。教育問題について、幅広い視点から考える。
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第6回|9月28日
ヴァイオリンコンサート
演奏者大津 純子氏(ヴァイオリン)||岡田 知子氏(ピアノ)
テーマ激情と叙情〜ハ短調が描くファンタジー
内容 ベートーヴェンの作品にはハ短調による傑作が多く−例えば交響曲第5番『運命』、コリオラン序曲、ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ『悲愴』、最後に作曲されたピアノ・ソナタなど−、このソナタも優れた作曲技法に裏付けされた、その名を辱めない名曲である。
また、北欧ノルウェーの国民的感覚を民族的抒情性で歌い上げる作曲家:グリーグによるこのヴァイオリン・ソナタ(全3曲)も、ハ短調の特性を生かし、円熟した技法を駆使した力強い作品に仕上げられている。"究極の?ハ短調"と言えば、圧倒的人気ヴァイオリン曲『チゴイネルワイゼン』−あのラプソデイックな、哀調に満ちた歌い上げ・・あれもハ短調なのだ。どうも"ハ短調"には、作曲家の想像力を突き動かす魔力が潜んでいるように思えてならない。
普通、我々演奏家は単調化を嫌い、同じ調性の曲を並べたプログラムは組まない。でも、これらの作品は同じ"ハ短調"で書かれていても、全く趣を異にする作品たちである。時には「常識」を破り、ハ短調から関連する調性への発展・変化が醸し出す、あざやかな対照の世界:悲愴と明朗、激情と叙情、高潮と鎮静・・・といったファンタジーにトップリと浸ってみるのもユニークな体験かもしれない。
公式サイトhttp://www.junko002.com/
第7回|10月26日
講師佐藤 禎一 氏
(日本学術振興会理事長)
テーマ我が国の教育改革の軌跡と世界の動き
内容 戦後の我が国の教育システムは、幾度かの段階を経て改革が進められている。その動きを辿ってみたいが、ことに、1999年のケルン・G8サミット以降世界を通じた「協調と競争」の時代に入りつつある。このような状況下で、我が国の、そして世界の教育はどのような方向を目指しているのだろうか。
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第8回|平成15年3月15日
講師辻井 重男 氏
(中央大学教授、東京工業大学名誉教授)
テーマ歴史に見る暗号・現代の暗号
内容 ギリシャ、ローマ以来、あるいは上杉謙信の軍師、宇佐美定行等によって用いられてきた古代・中世の暗号、そして日露戦争から第2次大戦にかけて歴史を舞台裏で動かした暗号についてお話します。
そしてユビキタス情報社会において価値ある情報を守るという役割に加えて、電子マネーや住民基本台帳カードに組み込まれる暗号のように、情報に価値をつけるという本質的役割を担うことになった現代暗号についてわかりやすく紹介します。
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