委託事業
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平成17年度委託事業
報告・システム班
グループ討論「システム」まとめ
課題1) ソフトウェアについて : 論文の引用状況が分かる仕組みの開発
各大学が行うよりは、ベンダーなどに任せた方がよいのではないか。
自機関のIRが、他にどれだけ引用されたのかが重要であるが自機関で調べるのは相当困難である。手間を考えれば業者に頼む方が良い。
個別の機関だけで引用状況の仕組みや情報を集めても意味がない。全部集める必要がある。    →メタデータの中に入れNIIでマージしてもらうのがベストではないか。
トムソンISI社がIRを選別の上、Web of Knowledgeに加えるという情報がある。(同社がIRをハーベストするかは不明)
データの入力フォーマットが統一されていない。
引用情報には様々な様式があり同定が難しい。
GoogleScholarは引用情報を機械的に収集・リンク付けしているが精度が極端にわるい。一方、トムソンISIは人間が行っている。 →システム的に解決するなら、自然言語処理の専門家に開発を依頼する。
課題2) リンクリゾルバ、OpenURLなどについて : 個々の大学ではなく、全国的な対応が取れないか。
GreenJournalのIRへの搭載は少ないので、この話は時期尚早ではないか。
今のメタデータでは機械可読が困難である。
OpenURLの情報をメタデータとして持った方が良い。
各機関でバラバラに入力するのが定着すると、その後のルールが確立した場合に厳しい状況になる。
DSpaceを使っている機関は、クロスウォークで対応する方法がある。
NIIが規則を作ったら対応したいが、日本ローカルに決めて国際基準と乖離しては困るので国際会議などで提案して欲しい。
現状としは、変更に柔軟に対応できるメタデータを入力する必要がある。
リンクリゾルバのソース(業者)にも期待
Scirusなどに入っていればリゾルバの必要がなく可視性上がる。
課題3) 著者名典拠について : 特にローマ字表記のゆれの問題
著者本人が入力するローマ字と一般的なヘボン式ローマ字が異なる場合もある。それを「名寄せ」するのか。
日本国内でさえ様々な方式がある。(パスポートの氏名はヘボン式準拠だが、規格上は訓令式。)
機械的に処理するのは無理。人の目で処理する必要がある。
統一ルールがあると望ましいので、NIIなどがガイドラインを出してくれれば助かるが、著者本人の希望をどのように配慮するかが課題。
課題4) 研究成果の視認性について : 分野による視認性の相違とリポジトリによる効果の違い
医学分野はPubMed等があるので必要なくとも、人文社会系には必要ではないか?
他のグループでもこの課題を検討しているが、システム的に見た場合、効果の違いはないのではないか。
Last updated on: March 9,2006
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最終更新日: 2008年02月01日