| 展示番号 | 概 要 | 発表者 |
| 101 | 2次元電子ガスと表面弾性波を使った量子シミュレーション
技術的なハードルの高い量子コンピュータよりも比較的実現が近いとされ、近年多くの研究者が関心を寄せているものに、量子シュミレータがある。量子シュミレーションとは、複雑な量子系の問題を別の変調可能なパラメータを持った量子系にマッピングさせ、シュミレーションを行うものである。私達は表面弾性波によって半導体2次元電子ガスに作られた人工結晶中の電子間相互作用による量子シュミレーションを提案する。 | 山本 喜久
Timothy Byrnes
宇都宮 聖子 |
| 102 | 量子対話証明の研究
対話証明は計算量理論における最重要概念のうちの一つである。暗号理論においては勿論、ある種の最適化問題の近似不可能性を証明する為にも用いられるなど、広い応用をもつ。従って、その量子版は量子計算や暗号の研究において重要な役割を果たすと思われる。本発表では、最近のこの分野での発展について、多証明者対話証明とゼロ知識証明に焦点をあてて解説する。 | 松本 啓史 |
| 103 | Qubus量子コンピュータ
従来のコンピュータの能力をはるかに上回ると期待されている、量子コンピュータ。しかしその研究開発にはいくつかの困難さがあり、現在は世界各地で「量子情報処理の基本素子の実現化」へ向けた研究が、活発に行われています。そこで本展示では、量子情報処理のなかでも特に難関とされる量子コンピュータの実現へ向けて、当グループが提案している「Qubus量子コンピュータ」という新しいアイデアについてご紹介します。このアイデアの革新性は、量子情報処理の基本素子から大規模量子コンピュータまで適用できる高い拡張性と、豊富な応用性を備えていることです。まずはQubus量子コンピュータの基本動作について、そして量子通信やクラスターステート・アプローチへの応用、さらにコンピュータ・アーキテクチャからのアプローチなどについてご説明します。 | 根本 香絵
Peter Van Loock(NII)
Sebatien Louis
(総研大)
Rod Van Meter(慶応大学)
W.J. Munro、T.P. Spiller
(HP Labs, Bristol)
T. Ladd(Stanford大学)
S.L. Braunstein
(York大学)
G.J. Milburn
(Queensland大学) |
| 104 | 非直交状態を用いた量子鍵配送の安全性
量子暗号の目的は,無限の計算資源をもつ攻撃者に対しても安全性を保証することのできる暗号技術を構成することである。本研究では、非直交状態を用いた量子鍵配送方式の安全性について考察する。特に、任意の送信機・受信機に対して安全なB92プロトコルおよびDPSQKDプロトコルの構成法を示す。 | 渡辺 曜大 |
| 105 | マルチエージェントシステムにおける投機的計算
不完全情報環境下での分散協調問題解決手法として、以下のようなデフォルト仮説推論を用いたエージェントモデルを構築した。エージェントが他エージェントに計算の依頼を行った際に、あらかじめ予想される結果(デフォルト)を用いて処理を先行投機的に行い、実際に他エージェントから返ってきた結果がデフォルトと無矛盾であれば、処理を続け、デフォルトと矛盾していれば、 デフォルトを仮定した地点まで戻って、 実際の答に対応する処理を行うものである。 | 佐藤 健 |
106
 | 仮説発見システムに関する研究
帰納論理プログラミング (ILP) は機械学習研究の一分野であり、一階述語論理を用いて知識を記述し帰納推論を実現するものである。形式的には、背景知識 (B) と観測事例 (E) が論理式で与えられたとき、B をともなって E を説明するような仮説 H を論理式で生成する。本研究では、一階述語の帰納論理に関して完全であり、アブダクション機能も合わせ持っているCF帰納法と呼ばれる高度な帰納推論システムを Java 言語により実現している。また、このCF帰納法を ILP マシンとして、生化学への応用および Web上のILPシステムの国際共同研究を行っている。 | 井上 克巳
Andrei Doncescu
(Univ. Paul Sabatier/
LAAS-CNRS) |
107
 | 大学院教育向きマルチメディアコンテンツ共有型汎用e-Learning環境WebELS
WebELSは、主として大学院教育を対象とする、Internetを使った汎用e-Learningプラットフォームであり、マルチメディアコンテンツをシェアすることによって、様々な形態の教育に対応できる。WebELSは、専門化向きのフルバージョンシステム、初心者向きの簡易システム WebELSx、およびOnline会議のためのWebELS Meetingの3サブシステムからなる。本システムの特徴は、国際的な利用を想定した多言語対応システムであること、手持ちのWord文書、パワーポイント文書、pdf文書、ビデオココンテンツ等から初心者が自分でコンテンツを作成し編集できる簡易ユーザインタフェースを持つこと、普通のパソコンを使ってInternetブラウザでWebELSサーバにアクセスすれば必要なソフトウェアが自動的にダウンロードされユーザ環境が構築されること、 Windows/Macの双方に対応したマルチプラットフォームであること、などである。WebELSを活用することによって、大学院教育の多様化、国際化が促進されると期待している。 | 上野 晴樹
アナ・ハディアナ
アレキサンダー・コバチ
嶋本 伸雄(遺伝研
森 正樹(オーム社)
深尾 敏和
(富士ソフトABC) |
| 108 | 情報・コミュニケーション活動ナビゲーション(ICAN)
Webはいまや人々の情報利用活動とコミュニケーション活動の欠くことのできないインフラストラクチャとなっているが,これらの活動に対する支援は不十分である。本研究では情報・コミュニケーション活動を6つの活動に大別して,それらを統合的に支援する仕組みを開発している。Semblogでは Weblogをコミュニケーションの場として拡張して,よりコミュニケーション活動を促進する仕組みを作っている。ActionLogでは実世界のコンテクストを自動抽出することで,ユーザ間のコミュニケーションを支援している。 | 武田 英明
大向 一輝 |
| 109 | セマンティック・メディアウィキ
Wikiは手軽なコミュニティサイト用ツールとして普及しており,誰もがWikiページの作成・編集ができるコラボレーションツールである。本研究では,Wikipediaや他の百科事典,辞書サイトにも広く使用されているMediaWikiがラベル付きリンクが書けるように拡張する。これによって,手軽にRDF相当の情報を書き込みや管理することができる。 | Muljadi Hendry
武田英明
川本祥子、小林悟志
北本朝展、水田洋子
出宮スウェンミノル
久木田加津子、管原秀明
五條堀孝、阿部貴志
宮崎智、荒木次郎
伊藤武彦、白井康之
市吉伸行
藤山秋佐夫 |
110
 | BioCaster:多言語ニューステキストを利用した感染症の早期発見および監視
SARSやトリインフルエンザのような感染症の発生を早期に発見し、監視・追跡するには、様々な言語で書かれたWeb上のローカルニュースを、各国の政府が責任を持ってモニターする必要がある。BioCasterプロジェクトでは、最新のテキストマイニング技術を応用して多言語のニュース記事をフィルタリングし、構造化された形式で現地語に翻訳するWebポータルを開発する。特に、(1) 多言語知識リソース(オントロジー)、(2) 高性能クラスタコンピュータおよびストレージシステム、(3) 感染症に関するニュース記事と、研究文献や遺伝子データベースにある最新の研究成果をナビゲートする、知的なリンケージシステム等の構築に焦点を当てる。 | Nigel Collier
川添 愛 |
111
 | 日常生活行動をインタラクティブに模倣するヒューマノイドロボット
人間の高次な知能を形成する根源は他人の行動を模倣する能力にあるという考え方がされている。実際に体を持ち,感覚入力に従って自らの行動を決定するヒューマノイドロボットの知能を構成する際にも,同じように他人の行動を模倣するアプローチが有効であるという考え方から,日常生活における行動を人間が実際にやって見せ,動作の仕方を学び,動作の結果が目的を達成するように自身の動作を調整するメカニズムを提案する。人間の関節角度を計測し,それをコピーするという単純な模倣ではなく,動作の目的や人間の意図の推定問題まで踏み込むための戦略について説明を行う。 | 稲邑 哲也 |
| 112 | 情報の意味的な統合
異なったデータを共有する際には、それぞれのデータの背後にある概念体系の調整を図るなど、意味的な統合に関する様々な問題を解決しなければならない。本発表では、概念体系の要素間で意味的な調整を図る手法の紹介を行う。 | 市瀬 龍太郎
武田 英明 |
113
 | 最小二乗問題の反復解法
大規模疎なm×n行列Aを係数行列とする最小二乗問題に対する主流の反復法は, 正規方程式に対して(前処理付き)共役勾配法を適用するCGLS法である。 本研究ではまず、 代案として元の最小二乗問題を、 n×m行列Bを用いて、 正方行列ABまたはBAを係数行列にもつ等価な最小二乗問題に変形し、非対称正方行列を係数行列とする連立一次方程式用のロバストなクリロフ部分空間反復法である一般化最小残差法(GMRES)を適用する手法を提案した。次に、 m ≧n(優決定), m<n(劣決定), およびランク落ちも含めた一般の場合に対して, これらの手法が任意の右辺項bに対して破綻することなく最小二乗解を与えるための行列Bに関する十分条件を導いた。 そして, Bの例として不完全QR分解の一つであるIMGS(l)法を提案した。 さらに, フルランクな優決定および劣決定問題に対する数値実験により, 条件の悪い問題では(対角スケーリングに相当する)IMGS(0)法を用いた提案手法の方が従来の前処理付きCGLS法より速く最小二乗解を与えることを示した。 最後に, 提案手法の収束の振る舞いに関する理論解析を行った。 | 速水 謙
伊藤 徳史
(株式会社ビジネスデザイン研究所) |
114
 | 地図の塗りわけ
4色問題とは、平面地図において、隣り合う国同士が違う色になるように地図を塗り分けるには4色(たとえば、赤、青、白、緑)で十分であるか?という問題である。この問題と応用について解説する。 | 河原林 健一 |
| 115 | 異項代入定理
異項代入定理を証明した。定理の主張は次である。ある項について、任意のひとつの正規項をいくつかの変数に代入してもいつもその結果が強正規化可能ならば、任意の異なる正規項をそれらの変数に代入してもいつもその結果が強正規化可能である。この定理の応用により、永続強正規化可能性を特徴化する共通型型理論を与え、2005年に提出された未解決問題を解いた。 | 龍田 真 |
116
 | 型付きラムダ計算に基づく包括的な文法モデルの構築
人間の言語の数学的研究には文法の形式的モデルが必要だが、これまでの形式的モデルは人間の文法の一部の側面しかとらえられていない。本研究では、型付きラムダ計算に基づく「抽象的範疇文法」と呼ばれる文法フォーマリズムについて、その形式的性質を明らかにし、解析・生成・学習に関する効率的アルゴリズムを提示することによって、人間の文法の多様な側面をカバーした包括的な形式的モデルを構築することを目指す。 | 金沢 誠
吉仲 亮
Sylvain Salvati |
| 117 | プログラム実行時間の論理的検証に向けて
プログラムは正しく動作するのみならず、リーズナブルな時間内に実行できなければ使い物にならない。プログラムの実行に必要な時間を、それを実際に実行することなく検証できるような方法論があれば、リーズナブルなプログラムに対しては実行時間について理論的な保証を与え、指数関数的爆発を引き起こすプログラムに対しては、それを事前に察知し排除できるという点で有用である。本発表では、プログラム実行時間を検証するための論的基礎を線型論理に基づいて導入する。 | 照井 一成 |
118
 | 新領域融合研究プロジェクト:南極大陸産コケ類の3D画面処理に関する研究
日本の南極隊により採集された南極大陸の蘚苔類は、学術的に貴重なものとして冷凍保存または乾燥標本として保管されている。その貴重な標本を同定または学術研究のために入手するのは極めて困難である。我々は、南極産の蘚苔類が容易に同定できるように、デジタルマイクロスコープで蘚苔類を撮影し、3D画像処理化を目指して研究開発を進めている。また、先頃、正式公開した「新世代バイオポータル」の紹介も行う。 | 藤山 秋佐夫
小林悟志1)川本祥子1)
水田洋子1)
出宮スウェン・ミノル1)
ムリアディ・ヘンドリー1)
鈴木聡1)阿部貴志2)
荒木次郎4)白井康之4)
伊藤武彦4)近藤隆4)
北本朝展1)宮崎智3)
五条堀孝2)菅原秀明2)
武田英明1)神田啓史5)
(※・国立情報研究所1)
・国立遺伝学研究所2)
・東京理科大学3)
・三菱総合研究所4)
・極地研5)) |
| 119 | 化学の実践的な問題解決のための化学情報学研究−化学反応予測とNMR化学シフト予測
化学研究の実践的問題を解決するための化学情報学の研究を行っています。このうち,化学反応予測とNMR(核磁気共鳴)スペクトル予測の最近の研究成果について紹介します。 | 佐藤 寛子 |
| 120 | 分子の可視化と可触化
−グラフィックオープンソースライブラリ"ケモじゅん"と体感型分子模型システム"HaptiChem"の紹介
化学者とコンピュータとのインタフェース研究の一環として開発している,化学用グラフィックスオープンソースライブラリ”ケモじゅん”と,視覚と力覚の連動により分子間力を体感できる分子模型システムHaptiChemを紹介します。 | 佐藤 寛子 |