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工学院大学 多用途型日本手話言語データベース(KoSign)

国立情報学研究所が研究者提供データセットとして工学院大学から受け入れたデータセットです。

2022/10/18 更新

データ概要

科研費基盤研究(S)「多用途型日本手話言語データベース構築に関する研究」(17H06114)により,多様な研究分野で利用できる汎用的な手話映像データベースの作成を目的として,プロジェクトで選定した6,000超の手話単語動作と数対話について,手話ネイティブ家系の日本手話母語者を撮影対象者として,できる限り高精細・高精度のデータを収録したデータセットです。

撮影対象者は手話ネイティブ家系の日本手話母語者2名(男性1名,女性1名)で,撮影は2017年~2019年にかけて東映東京撮影所のモーションキャプチャスタジオにて実施されました。正面と左右に設置した4KまたはフルHDカメラによる手話映像データ(オリジナルのMXF形式とmp4形式)に加え,光学式モーションキャプチャによる3次元動作データ(BVH形式,C3D形式,FBX形式)と,Kinectセンサによる深度データ(Kinect v2のxef形式)も同時に収録しています。

IDRからは男性手話者の収録データ一式と,女性手話者の3次元動作データおよび深度データを提供します。プロジェクトで開発された専用解析ツール(描画・アノテーション支援システム)も合わせて提供します。

  • 単語データ

    第1期提供分:3,701単語(1単語に対し1動作パターンのもの)
    第2期提供分:1,172単語(1単語に対し複数の動作パターンが存在するもの。動作数としては2,655)

    サイズは,圧縮ファイルで合計約2.5TB,解凍すると約3.1TBです。

  • 対話データ

    第1期提供分:3対話
    第2期提供分:7対話

    サイズは,圧縮ファイルで合計約0.4TB,解凍すると約0.5TBです。

本データセットの特徴については工学院大学のリリースをご参照ください。

またデータベースの詳細については以下の説明書をご覧ください。

言語資源活用ワークショップ発表論文電子情報通信学会技術報告および人工知能学会研究会資料にも記載がありますのでご参照ください。

更新情報

  • 第2期提供分のデータの配布を開始しました。利用者の方は配布サイトよりダウンロードしてご利用頂けます。(2022/07/08)
  • 「データ概要」欄にデータの説明書へのリンクを追加しました。(2021/06/22)
  • 「工学院大学 多用途型日本手話言語データベース(KoSign)」のページを公開しました。6月1日より申請受付を開始します。(2021/05/25)

利用目的・提供対象者

  • コーパスの利用目的は研究(基礎技術開発を含む)に限ります。
  • 提供対象者は主に大学および公的研究機関の研究者としますが,研究内容によっては民間企業等の研究者にも提供可能です。利用の可否をお知りになりたい場合は末尾の「問い合わせ窓口」までお問い合わせください。
  • 原則として,提供の単位は研究室(大学以外の場合は研究室に相当するグループ)としますので,利用申請は研究室を代表する方が行ってください。

お申し込み

本データの申込み方法は次の通りです。いずれも無料です。申込に必要な書類は下記「必要書類」からダウンロードしてください。(「同意書様式」はサンプルです。正式版は後日事務局よりお送りします)

  1. 工学院大学が定めた「『工学院大学 多用途型日本手話言語データベース(KoSign)』利用規約」および国立情報学研究所が定めた「IDRデータセット提供サービス規約」の内容を十分に確認の上,以下にしたがって「利用申請書」に必要事項を記入してください。

    1. 同意書に記載しますので,利用申請者欄には法人名(「国立大学法人」等)も含めて組織名を省略せずにご記入ください。

    2. 申請の単位は大学の研究室等とし,研究代表者は研究室等を代表する常勤の職員(大学の場合は教員等)の方としてください。

    3. 契約締結者は契約締結の職務権限があり,公印をお持ちの方にお願いします。大学ですと,通常は学部長相当以上の方となりますが,学内で別に定められている場合もあります。予め所属組織の事務に契約者となる方をご確認ください。

    4. 研究グループ構成員になれるのは,申請者と同じ組織に所属し,直接に共同して研究を行う方のみです。たとえ共同研究で使用する場合あっても,他機関や他の独立した研究室の方が使用する場合は,別途に申請してください。

  2. 「利用申請書」を電子メールの添付ファイルで下記「問い合わせ窓口」(IDR事務局)宛に提出してください。

    1. メールの件名「工学院大学多用途型日本手話言語データベース利用申請(○○大学)」としてください。件名が明記されていない場合はメールが破棄される場合があります。

    2. 他のデータセットを同時に申請する場合は,データセットごとにメールを分けてお送りください。

    3. ご提出いただいた利用申請書は,利用の可否の判断および利用者の把握のため,工学院大学に提供します。

  3. 申込内容についてIDR事務局にて確認し,折り返し利用の可否をご連絡します(数日かかることがありますがご了承ください)。なお,本データの提供対象者は工学院大学が定める条件の範囲となりますので,ご希望に添えないこともあることをご承知おきください。

  4. 利用者と工学院大学および国立情報学研究所との間で次のように契約を締結します。

    1. IDR事務局より各種規約および「同意書」様式を電子メールの添付ファイルでお送りします。

    2. 「同意書」に公印にて押印し,下記窓口(IDR事務局)宛に郵送してください。

  5. IDR事務局ならびに工学院大学で同意書を確認後,データをご提供します。

データ提供方法

データはIDR事務局より,原則としてWebサーバからのダウンロードにより提供します。

必要書類

データ提供後の報告等について

  • メディアを対象として広報や研究発表等を行う場合は,事前にご連絡ください。
  • 学会や学術雑誌等での研究発表については,年に一度,利用報告書のご提出をお願いします。
(詳細は「利用者向けページ」をご覧ください)

問い合わせ窓口(IDR事務局)

〒101-8430
東京都千代田区一ツ橋2-1-2
国立情報学研究所 IDR事務局
電話: 03-4212-2009
電子メール: idr [at] nii.ac.jp
※問い合わせ等はできるだけ電子メールでお願いします。

利用者向けページ (既にデータをご利用中の方へ)

工学院大学多用途型日本手話言語データベースの利用者向けの情報を掲載しています。→ 利用者向けページ