NII Today 第73号
Sep. 2016No.73

CPS実社会×ITがもたらす未来

国立情報学研究所(NII)は北海道大学、大阪大学、九州大学と共同で、文部科学省の国家課題対応型研究開発推進事業として始まった「社会システム・サービス最適化のためのサイバーフィジカルIT統合基盤の研究」に取り組んでいます。これは、サイバー空間と実世界(フィジカル)を融合することで、省エネや防災などさまざまな社会的課題を解決することを狙ったCPS(Cyber-Physical System)の研究です。研究代表者を務める安達淳副所長に、その成果と今後の展望について聞きました。

CONTENTS

Interview

日本発のCPS基盤づくり目指す

国立情報学研究所(NII)は北海道大学、大阪大学、九州大学と共同で文部科学省の国家課題対応型研究開発推進事業として始まった「社会システム・サービス最適化のためのサイバーフィジカルIT 統合基盤の研究」に取り組んでいる。サイバー空間と実世界(フィジカル)を融合することで、省エネや防災などさまざまな社会的課題を解決することを狙ったCPS(Cyber-Physical System) の研究だ。研究代表者を務める安達淳副所長にその成果と今後の展望について聞いた。

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Article

北海道大学  効率的な除排雪をCPSで実現

公共交通機関や自家用車から情報をリアルタイム収集

北海道大学は札幌市における除排雪の効率化や最適化にCPS 基盤技術を生かし、その有効性を検証するプロジェクトに取り組んでいる。同大学大学院情報科学研究科の田中譲特任教授に、研究の狙いやデータ収集に伴う苦労、データから得られる成果、今後に向けた開発の方向性を聞いた。

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大阪大学  建物内で群衆をセンシングする

「人間中心」のエネルギー利用効率化へ

九州大学では、コンピュータービジョンを専門とする谷口倫一郎教授の研究室に在籍する二十数人の学生らを対象に、人間の行動をモニタリングするプロジェクトを実施している。各種センサーで把握した人間の行動様式に基づいて個人の電力消費量を算出し、そのデータから電力を節約する効率的な方法を探る。人間行動センシングの可能性について、谷口教授に聞いた。

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九州大学 人間行動のセンシング電力削減

カメラ、ICカード、スマートフォンで可視化する

九州大学では、コンピュータービジョンを専門とする谷口倫一郎教授の研究室に在籍する二十数人の学生らを対象に、人間の行動をモニタリングするプロジェクトを実施している。各種センサーで把握した人間の行動様式に基づいて個人の電力消費量を算出し、そのデータから電力を節約する効率的な方法を探る。人間行動センシングの可能性について、谷口教授に聞いた。

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CPSとは - 解説

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人はなぜ設計をするのか その答えは人工知能にあり NIIの人々 vol.2

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Essay

CPSが支えるサイバーフィジカル空間

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NII Today 第73号

NII Today 第73号

2016年9月発行

・日本発のCPS基盤づくり目指す
・北海道大学  効率的な除排雪をCPSで実現
・大阪大学  建物内で群衆をセンシングする
・九州大学 人間行動のセンシング電力削減
・CPSとは - 解説
・人はなぜ設計をするのか その答えは人工知能にあり NIIの人々 vol.2
・CPSが支えるサイバーフィジカル空間

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