NIIテクニカル・レポート (NII-2004-002J)

タイトル 科学研究費補助金採択研究課題数による大学の研究活性度の調査研究
III. 医系編
著者名 野村浩康、前田正史、光田好孝
根岸正光、柴山盛生、西澤正己、孫 媛、鴫邦宏
概要 科学研究費補助金制度は、わが国で最も古い大学教員に対する研究費の提案・公募型の研究費配分制度である。本研究では1998年から2002年度まで5年間の科学研究費補助金の採択件数を研究分野別ごとに、大学別に分類し各大学の研究活性度の指標にすることを目的としている。 本編はその第3篇として、医学系分野を対象としている。文系(法学・経済学・文学)、理系(理学、工学、農学)については第1編、2編としてすでに報告されており、他の分野も順次報告する予定となっている。 医学系分野の研究は実用的な医療のみならず我々の健康的な生活にも寄与することから34%の資金がこの分野に割り当てられている。わが国には多くの公立、私立の医学系大学があり、この報告により各研究分野での各々の大学の役割が明らかにされている。 医学系の大学においては、上位が国立基幹大学(旧帝大)であることは変わらないが、文系・理系編での報告とは異なった様相を示し、多くの私立および医科系専門大学が50位までのランキングの中堅部分を担っている。さらに研究分野・細目別に見ると、それぞれの大学・研究機関の特徴が現れ、本資料が医学、歯学、看護学の各分野での大学の研究活性度、特に各大学が得意とする研究分野を浮き彫りにしていることが判る。
言語 日本語
公開日 2004年1月27日
ページ数 56頁
PDFファイル 04-002J.pdf



ISSN:1346-5597
NIIテクニカル・レポート
国立情報学研究所