Webcat(総合目録データベースWWW検索サービス)

本運用開始

 総合目録データベースのWWW検索サービスであるWebcatの本運用を,平成10年4月から開始した。本センターでは,平成9年4月からWebcatの試行サービスを行っていたが(本誌No.40参照),既存サービスへの影響,システムの安定性などを見極めた結果,今回本運用を開始することとした。

 このサービスで検索できるのは,NACSIS-CATで形成された全国の図書館で所蔵する図書と雑誌の目録所在情報で,平成10年4月現在,約450万件の目録情報と約3,500万件の所在情報を利用することができる。Webcatは,通常のWWWブラウザを使って利用することができ,利用料金は無料,利用者登録は不要となっている。URLは下記に示すとおりであるが,学術情報センターのホームページからたどることもできる。営利目的でなければ,他のホームページからリンクづけすることも認めている。

 検索語は,カタカナ,ひらがな,ローマ字のどれでもかまわない。日本語をローマ字で入力しても,システムが自動的に判別して検索を行う。検索を実行すると,該当件数とともに,簡略な目録データがアルファベット順/五十音順に表示される。更に,簡略な書誌データなどの画面上の目録データ部分をクリックすれば,詳細な目録データや所蔵図書館名,図書館利用に関する情報などを次々に見ることができる。

 本センターでは,このWebcatの公開により,基盤的な事業として実施している総合目録データベースの作成事業およびその成果である総合目録データベースそのものを広く知っていただくとともに,インターネットを通じて,国内外の広範な研究者などに学術情報センターの事業活動に関する理解を深めていただけるものと期待している。

URL http://webcat.nacsis.ac.jp/

(目録情報課)


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