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和漢古書については、当該記述対象資料のみからでは、書誌レコードの同定識別等の判断が非常に困難である。また、同版毎に書誌レコードを共有できる近現代刊行資料と異なり、同版全体(複数の記述対象資料)に対する妥当な記述を行うことは不可能であるため、記述対象資料毎に書誌レコードを作成することとした。
和漢古書として取扱ったことを明示するため、その旨を最初のNOTEフィールドに記録する。
これを適用する範囲について、あらゆる場合について妥当な判断基準を決めることは困難である。よって、適用範囲については原則を示し、但し書き以降の部分で、個々の事例に即した柔軟な対応が可能となるようにした。
(参考)
日本における近代印刷技術の確立は、明治極初期の本木昌造等に求められるが、それ以前、幕末期にはすでに、油性インクを使用した銅版本や活版本の出版が盛んに行われていた。又、中国においては、清朝末期にはすでに近代洋式印刷の一種である石印本が大量に出版されていた。しかしその一方では、旧来からの手法(例えば、版木を用いて少部数ずつ印刷・製本等)そのままの出版も、近代以降の数十年の間、続いていた。こうした、過渡期における新旧の交錯した印刷技法・出版状況に対して現実的に対応することとした。
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